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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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肉体

DVDの「ガンダム特別編(1)」を買ってしまった。音声を今更新録した悪名高い奴だ。ロボットの動きなどに使われるSEがすごく今風になっていたり、声優が諸事情で全く同じじゃなかったりする。声が違うかも知れないことを気にしすぎて、変わっていない人まで声を疑ってしまう。でも概ね楽しめた。いや概ねどころじゃないな、はしゃいでた。前にも書いたけど、小説版によれば、アムロは15才だし、ブライトは19才、シャアは21才の設定だ。子供の頃はすんごくオトナに見えた3人だけど、29才になって遙かに彼らを追い越していたはずの僕が見た方が、よりオトナっぽさを感じられた。ついさっきまで民間人だった少年達が、戦場という非常事態の中で自立を迫られる。駆け引きを学ぶ。生きることの重さを痛みとともに知ってゆく。それだけで感動。子供の頃から数えるともう20回近く見てますけど、懐かしさじゃなく感動しちゃってんだよね。よくガンダムというと万能ロボではなく実在する一兵器として扱われる魅力的なロボット達に焦点を当てられがちだけど、今回戦闘シーンを見て改めて思ったのは、18メートルの設定でありながら、限りなく肉体対肉体のチャンバラに近い「体温」を持たせているところ。ビームサーベルを使った至近距離の戦いはチャンバラそのものだし、遠くを撃つためのビームライフルを使っているシーンでさえ、すごく肉体(=感情)を感じる話しや動きになっていると思った。もう25年ぐらい前のお話なのでデッサンという意味ではすごく狂っていたりもして、金属があり得ない方向に曲がって見えたりもするんだけど、それが肉体の動きとして捉えると大きな魅力にもなっている。これを例えば今の技術でリメイクだなんて言って、正確な3DCGで作り直したとしても「肉体」という意味での魅力はなかなか再現出来ないだろう。音をなおしても、絵は直さなかった富野監督の気持ちがちょっとだけ分かった気がした。あとフラウボウは何度見てもかわいい。


カナがRezのLost Areaにはまりまくり。このステージはボスがいなくて、敵がリズミカルに出現するのを、パズルのような要領の良さで破壊していくと、まとめて破壊できた数分だけスコアが倍数加算されていくっていう、本来のシューティングゲームの側面からするとちょっと変わったステージだ。たくさんやっつけたかどうかじゃなくて、どうエレガントにやっつけたかってことがポイントの大きな差になる。一回5分とかで終わるのも集中力が凝縮されていい感じ。大体フツーのステージもあんまり遊んでないのに、カナはたった2日とかで10万点ぐらいだったスコアが17万点に伸びた。僕が会社から帰ってくると「21万点行っちゃった!えへ!」とかゆってる。さすがGUNPEYで600万点を超す人だ。ただもんじゃない。くやしいので今朝、トップを塗り替えておいた。22万8000点だ。まだ伸びしろはありそう。25万点ぐらいまではまぐれも込みで見えてる感じ。僕の知る限りでは世界一っぽいスコアは36.8万点と聞く。15万点に到達するのにだって結構苦労するし、こつをつかんでも23万点が関の山なのに、なんであと10万点以上伸びるの? 世の中には自分ひとりじゃ想像もつかない方法っていうのが無数にあるんだなぁとそんなことを考える。