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映画「シュレック」

シュレック [DVD]

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映画館で「シュレック」を見た。感動はしなかったけどゲラゲラ笑った。オトナ向けのややシニカルなひねりのあるおとぎ話パロディって感じでしょうか。メッセージも「人は見かけじゃない」みたいな異常なシンプルさ。休日らしい気楽な映画を求めていたので、ジャストミートでした。僕が見たのは字幕版だったけど、吹き替え版はシュレックダウンタウンの浜ちゃん、姫→藤原紀香、ロバ→山ちゃんと頭の中でキャストチェンジしてみましたが、なるほど悪くない感じでした。ところで外国の映画には狂言回し的な、おしゃべり&おせっかい野郎が良く出てくるんだけど、何故だろう。この映画のロバはもちろん、スターウォーズ1のジャージャービングス、マッドマックスのヘリコプターを動かす人、インディジョーンズの中国人の少年。物語をかき乱してテンポよく進ませるための(あるいは主人公の独白を、会話に変えたいためだけの)、機能的な存在なのであんまり好きじゃないんだよなぁ。クライマックスで必ずすごい活躍を見せるところもなんかムカツク。物語の構造として面白くなるのははっきり分かるんだけど、いなくても成立できそうなのが努力が足りないのか、なんなのか。物語の中で「醜い怪物」扱いの主人公シュレックも最初っからいい人っぽい感じで出てくるので、最後にハッピーエンドを迎えても、最低っていうスタートからハッピーまでの振り幅が狭すぎる気がした。もったいない。心が狭い僕にとっては映画は73点ぐらいの感じだったかな。休日だったので充分合格。そんなもんだ。