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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

マクハリ


いい子にしてますか? 割と? 今日明日はマクハリでゲームショーですよ。ドコモが参加しているので僕も行きました。つか、どゆこと? 桜の花びらと思ったら、雪じゃん。雪って言うか吹雪じゃん。鼻も真っ赤に泣きそうな寒さの中、明らかに常人とは違う熱気に包まれた方たちがやたらと目に付きます。駅前でマイクロソフトの新ゲーム機「X-Box」のでかい袋を配っていて、もう会場に行く前からXのオンパレードです。さすが何十億円って広告費を掛けているだけはあるね。


会場をさっと一巡りしました。3つ分の会場を使っていて、物販主体、メーカー主体、「キッズコーナー」という子供向け特別ブース主体のゾーンに分かれていたんだけど、任天堂だけ単独でキッズコーナーのそばという明るいところでブースを構えていました。その内容はといえば、網タイツで紫色のカツラで、女の子ロックバンドをイメージしたコンパニオンがぞろぞろいたりして、子供に見せたかったのか、見せたくなかったのかがよく分かんない感じ。ゲームボーイアドバンシュが楽器になるって言う新作ソフトの展示でした。


スクウェアファイナルファンタジーXのムービーをガンガン流してた。プレイステーション時代にムービーで見てたあの画像が、まんま動かせますよ、みたいな感じ。ナムコエースコンバット4、これも実写かっつううぐらいの大空や地面が魅力、なの? マイクロソフトX-Boxはホンモノっぽいやつが飾ってあったけど、本体がむちゃくちゃでかいと言われていたけど、僕の感覚ではそれほどでかくなかった。ツレプテクーと印象的には大差なし。ただえれえ格好悪かった。質感が低いというか明らかに日本製じゃない印象。日本向けに小さくアレンジしたコントローラーも想像通りのボタン配置だったな。そう、今回のショーで一つ大事なことが分かった。それは、ツレプテクーを始めとする新世代ゲーム機の波が来ているはずのショーなのに、何と言うか「見たことない映像や感覚」がないってことだ。ひとつひとつは手間暇がえれえ掛かっているソフトばっかりなんだけど「見たことある映像」を綺麗にしただけって印象。スーパーファミコンが登場したときの「F-ZERO」を初めて体感した感じやプレステで「リッジレーサー」をやった感じやサターンで「バーチャファイター」をやった感じのような「見たことも触ったこともない映像」(=触りたくて仕方ない映像)っていうのが、老舗のソフトメーカーからはほとんど全く感じられなかった。喜んでいるのはコアなゲームマニアかCG技術者だけなんじゃないの?って真剣に思う。


その点において唯一と言っていいぐらいいい感じだったのがソニーソニーは全般的にいろんなメーカーの新作ソフトを展示。でも実写の背景画像とまったく違和感なくCGキャラクターが合成される「トロと休日」、陰影のない色紙のような平面画像が新鮮な「リモココロン」、蚊になってお姉さんの体を刺しまくるという「蚊」など、ソニーらしい新作が最高にいい感じ。ソニーブランドのソフトと言えば、見た目ばっかで中身が薄い印象がありましたが、少なくとも今回は唯一新しさを感じさせてくれたメーカーだった。それだけ他のソフト会社が、まぁ不景気の影響もあるにせよ、保守的な姿勢になっているかが浮き彫りになった。毎年感じていたけど、マジやべーよーこの業界ーって痛烈に思ったね。もうかることはもちろん大事だけど、もっと普通にがんばれ。