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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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ロールプレイングとエロ画像


ひとり上手って程でもないですが、ひとり遊びが好き。ゲームの事じゃないよ。最近見つけた遊びは新聞にチラシがあるじゃない? あれをすごく真剣に読むっていう遊び。これが最高に楽しい。どんなチラシだっていい。どっちかっつうと自分に縁遠いジャンルのチラシの方がモアベター。生保レディ固定給25万とか、不動産の間取り図とか、一色刷の八百屋のチラシとかね。それを見て、あらゆる想像力を駆使して、自分の生活の中に登場させてみる。くっきりと浮かび上がったそれと自分との関係を出来る限り詳細に辿っていく。そう言う遊び。白菜が高くてじゃがいもが安かったら、鍋じゃなくてカレーがいいなぁ、あ、らっきょうをあそこのお店で買ってー、食後にマンゴープリンを食べてー、って道順やその時点けておくテレビを考えたりとか、この間取りだと僕の特注サイズの布団はこうにしかおけないって事だから、テレビは必然的にここじゃん。でも夜中にトイレに行きたくなったときに、ここに本棚があるのは高さ的によろしくないよなーとか、25万固定でもお客さんに配るボールペンやキャンディは自腹だから、月に22日働いて日にキャンディ一やボールペン1袋配ったとするとけっこう小遣いがかさみそうだし、外回りで靴もすぐ傷みそう、合皮だと足の皮が弱いからすぐ靴擦れになっちゃうんだよなーとか、そんな風に想像に手を差し伸べられるような距離にまでイメージを膨らましていくと、もうロールプレイングゲームなんか要らないじゃん(っていうかこれがホントの意味でのロールプレイングなんだけどもな)ってぐらいのリアリティがどどどっと押し寄せてきて、格別の面白さ。是非お試しを。


もうひとつはエロ画像集めが楽しい。エロ本のねー、独特のポーズと構図が面白いね。大抵は女の子ひとりが足を大きく広げたりだとか、まー普通にセックスしてたりだとかなんだけれども、何千枚何万枚見ても、一度も見たことないポーズや構図って言うのに次々と出会う。例えば僕が可能な限り違う写真を撮れって言われて、二組のスケッチ用人形と接写レンズ付きのデジカメを預かったとしても、せいぜい数百かどんなに多くても1000バージョンぐらいしかシャッターを切れない気がすんのね。でも世の中には同じパーツで出来ているはずの体をこんなにいろんな視点で他の人は見ているんだーってことに素直に感動すんね。同じパーツを誰もが持っているのに知らないことだらけって事ですよ! ファッション写真とは違って、洋服などの小道具による演出もあまりできないし(基本的に裸だし)、モデルの動きの種類だって本のジャンルがジャンルなだけにあらかじめ限られているし(やることは一つだし)、そうとなれば構図だって必然的にある程度決まってくるだろうよって思うんだけど、素直にそうはならないんだよね。ちょっとしたパースの付け方ひとつでどきっとするような表情が出たり、同じに見える大股開きだってモデルの善し悪しじゃなく、足の指の先に表情が感じられたりとかするときもあって、なかなかどうして奥が深いななんて思ったりすんのだった。最近仕事で絵の監修をしたときも指先関係の処理にはずいぶん熱を込めさせていただきました。洋服ってのはアレだね、仕草の魅力をブーストさせるための装置なんだね、とか分かったような分かってないようなことをつぶやいてみたりとかね。いや、分かってないんだけれども。