吹き替えを新たに作り直したっていう中途半端なガンダムDVDは買わない方針に決まりました。
未確認の情報を流すのは大変アレなんですけど「業界2位が世界を面白くする」で有名な会社が、藤原紀香のコンパドタキャンの会社にシェアを逆転されたって聞いたよ。「2位が面白くする」ってコピーより「業界2位が3位になる!」の方がインパクトがあっていいんじゃん?というのは質の悪い冗談にしても、会社のやる気や姿勢なんていう曖昧なものに延々お金を掛ける宣伝より、J-PHONEみたいに、ドコモに出来ないこんなことがうちならすぐ出来る!って方が実際使っているユーザーには届きやすいし、意味のあることだと思います。考えオチのCMとか、何となく思わせぶりとか、勘弁しろよ、いい加減よ。
親子で読める初のビジネス書といううたい文句の書籍「ポケモンストーリー」を読み終えた。親子で読めるって割にはビジネス書の漢字部分にふりがな振っただけじゃんって作りだし、500ページを越える厚みの割に内容は薄かったんだけど、日本のキャラクタービジネスの話しが面白かった。
海外にはミッキーマウスやスヌーピーなど、定番として愛されているキャラクターがいるけれども、日本で20年を超えてかつ、ビジネスとして成り立っているキャラクターって言うとウルトラマン、機動戦士ガンダム、仮面ライダーぐらいしかいない。しかもそのどれもが主人公が固定でなくシリーズによって変化している。日本には海外のキャラクターに太刀打ちできるようなオリジナルなキャラクターがいない、というような感じ。
ドラえもんは?と聞きたい気もしたけど、考えてみるに世界観がドメスティックすぎて世界進出は無理っぽい。そっかー、ポケモンが最初のワールドワイドクラスキャラクターなのかーって思ったですよ。で、ええ話しやなぁって思ったのが、最初海外進出を考えたときにポケモンのタッチがアメリカ人にはかわいらしすぎて、絵だけでもアメリカ人好みのクールな奴(アメコミ調)に差し替えて売ろうよって話しになったんだけど、ストリート系のイラストレーターに描かせて上がってきた絵を見て「この絵にはポケモンを作った人たちのようなクリエイティビティが感じられない。ポケモンは日本のものをそのまま世界で流用する」って日本サイドが決めた下りですよ。別にアメリカ人の絵が下手だったんじゃなくて、ポケモンというゲームが商品ではなく、作品として会社内で理解されていたんだなぁと思わせる、ちょっとうらやましいエピソードです。
ところで「ファイナルファンタジー」と「ドラクエ3」で取り合うと思えた年末商戦は、意外にも双方初週15万本ずつで、よゆーで売れ残っているように見えがちな「ポケモンクリスタルバージョン」は実は60万本を突破していることもなかなかびっくりな話しです。電話ケーブル付きのセットが来月出るらしいから、そうしたら買っちゃいそうかも、と思った。
今日の名言:胸が痛いね。
「激しい言葉は理由の薄弱さを物語る」 ユーゴー