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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 


こんなにいい天気の休日なのに誰も構ってくれないので、布団を干して近所に買い物。銀行でボーナスをガッと降ろして、ワゴンセールで1000円だった緑色と紫色のカラージーンズを1本ずつ(別に不良品とかじゃないの)、ハーフコートサイズでコヨーテの毛がついたフードでおなじみのフライトジャケットN-3Bを買った。中学生の頃、MA-1と言う型のがものすごく流行った時期があって、その頃から僕は父が定期購読していたmonoマガジンとか見て、いや絶対N-3Bのがいい!とずっと思っていたんだけど、ぼくんちは貧乏なのでMA-1の倍ぐらいの値段のN-3Bを買ってくれと言えずに今日まで来てしまいました。Pコートとかばっか着てた。スーパーカーのナカコーも、僕の大好きシングル「PLANET」のジャケットやビデオで着ていたりするので、急にあこがれが蘇ったりしての、今年の購入となりました。ま、小さい頃の自分の夢をオトナの僕が叶えてあげるっつう、そういう話し。しかし温かい! もう冬と言う季節の認識が変わってしまいそうに温かい。それに軽い。満員電車で後ろの人の鼻先にコヨーテの毛がくすぐりそうなのだけ気になるけど、なんとか上手にかわしてください。脱ぐと余計に場所をとりそうだし。


らきのんじゃぺんの新しいのにナカコーの2万字インタビューって見つけて「!」と思って即購入。イタ飯屋でわりとまともなペスカトーレセットを掻き込みながらページに穴が空くかっつうくらい読む。しかしこの鹿野っつう編集者のインタビューはいっつもピントがずれてる。ベンジーのインタビューする時にもいつもたしなめられてるし、何なんだ一体。ちゃんと仕事しろ! みんなが聞きたいことを代わりに聞くのか、あんたしか聞けないことを深く深く掘り下げるのかどっちかにしろよって言うか、オレがナカコーに会いたい!って方が本心なんだけどな。まぁ、質問は読まずに飛ばして、ナカコーの返事と写真だけを何度も見てうっとり。かっちょいいなぁ、ナカコー。僕も耳に被さる髪型にしようかなぁとか、もう全然普通にミーハー。ぶれ気味に写ったスニーカーとかじっと目を凝らしてメーカー探ったりして、とほほほほ。雑誌の真ん中ら辺には小島麻由美のインタビューが4ページあり驚いた。メジャーとの契約も切れて、活動を総括されるようなベスト盤とか出されて、これからどうすんだよ!って時にタイムリーな記事だったんだけど、要約すると「今までもこれからも何も考えてません」って感じ。あと巻末の方のどうでも良さそうなページに松本大洋の「GOGOモンスター」についての私的な感想文みたいのが載っていて、子供の頃には私にもこんなにいろんな「もののけ」が見えた。いつの間にか忘れていたその感じを思い出させてくれたこの作品はすごいいい!ってそういう100字もあれば充分だろうっていう内容が800字ぐらいで書いてあって、だりいーって思っていたら、文章の最後に(松崎ナオ)って書いてあって卒倒。あんたそんなことやってないで書いた曲をレコードに早くしてもらえるように上司に頼みにとか行けよ!と思った。


ゲームの「北斗の拳」も買った。馬鹿ゲーとして名高いので、定価近い金額を出すのは相当ためらったけど、家でやってみたらもうおもしろすぎて15分で「おし!元が取れた!」と思った。このゲームについてのコメントを読むと「単調なゲームシステムが‥」とか「操作性の悪さが‥」とか、いかにもそれっぽいアレが並ぶんだけれども、全然そんなんどうだっていい!ってくらいうれしい&馬鹿笑い。ポリゴンのケンシロウが動かせて「あたたたたっ!」ってやったら、悪役プロレスラーみたいな敵役が頭をボコボコ膨らませたかと思うと爆発しちゃうんだよ! 声もちゃんとテレビと同じ人がやっているし、物語の進行はテレビアニメ版に忠実だし、あのザラザラなプレステ1の画面によくアレだけテクスチャーをくまなく描いたもんだって、もうなんか手間系アート(お前馬鹿かよーって笑い出すほど手間の掛かったところが見所のアート作品)を見せられたような爽快感。「ムービー対ゲーム部分」の主従関係で言うと、ローテクパワーで攻める「ファイナルファンタジー」と言うか、アクション要素のある「やるドラ」と言うか、もうゲーム本編がムービーを見るための障害っていう割り切り方が僕は、このキャラクターゲームと言うジャンルにはぴったりという気がします。あんまり売れてなかったけどロクヨン版のエヴァンゲリオンもけっこう同じようなスタンスで良かったです。「ゲームならではのオリジナルストーリー!」とかは良かった試しがないよね。要するにキャラゲーというのは「回想したい為の装置」なのではないかっていう今日のまとめです。