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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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まだ更新されていません、という書き出しはどうか。

アイアン・ジャイアント 特別版 [DVD]

アイアン・ジャイアント 特別版 [DVD]

夏に買ったまま封を切っていなかったDVDのアニメ映画「アイアンジャイアント」を観ました。一言で言うと「映像を始めとする作り手の意志統一はすっごいけど、好みで言うなら少しも好きになれない感じ」。僕ねー、実を言うとオトナの絵本って言うスタイルが大嫌い。ひょんな事から本の話しになったとして「私『星の王子様』とか『僕をさがして』とか好きー」とか言われると、鳥肌が立つほどぞっとします。〆言葉として「自分の子供に読ませたい!」とか目をキラキラされた日には、その辺の健康食品オタクなおばさんと一緒じゃんよって思うのね。好きな人が好きならそれでいいじゃん! 人に勧めるな! ましてや罪のない子供に勧めるな! そんな感じです。オトナが自分の子供の頃達成できなかったことを「夢」や「希望」や「勇気」にすり替えて、生き方として押しつけるような姿勢を僕は許さないぞ。お前のコンプレックスを解消させるために子供は産まれてきたんじゃないぞ!とか話が脱線しているのにも振り返らずに大声出しちゃいます。いや、親ってそういうもんだよって言われると、僕も黙ってしまいますが。


否定形でつづるその2。僕、ドラクエ嫌いかも。いろいろな待ち時間が重なりそうだったので、ゲームボーイ版「ドラゴンクエスト3」を買いました。定価は6400円っていう馬鹿げた値段だったけど、千円引きだったのもあって。で、やった。1時間でくたくたになった。でも待ち時間はふんだんにあったので、5時間近く掛けてシャンパーニの塔で盗賊のカンダタから金のかんむりを取り返すまでやったんだ。びっくりするほど何の感慨もなかった。オリジナルが古いものだから? 違うと思う。だって去年やったゲームボーイ版「ドラゴンクエスト1・2」はめちゃくちゃ面白かったもん。で、考えました。


  理由1:戦闘の度に4人もの意志決定をするのが面倒くさい。(3人まではギリギリ許せる感じ)
  理由2:朝昼晩の時間の流れの表現が、余計プレイヤー側の時間の経過を意識させる。
     (無駄なことをやっているのでは?と思い直させるきっかけが多くなる)
  理由3:新たに追加された、宝箱や戦闘画面のモーションや音声が、想像力を奪う方向に働いている。
     (記号や機能としての簡略された表示ではなく、それが「そのもの」なのでは?と受け止めそうになる→余計にちゃちに見える)


と言ったところでしょうか。コマンド関連の親切設計や破綻のなさ、丁寧な作りという意味では素晴らしいんだけど、ドラクエってこんなにかったるかったっけ?というのが最初の5時間の感想でした。6400円はどっちにせよ、取りすぎだ。


そんなこんなでカスカスにひからびた感じのラヴフールですが、本人はいたって健康。掛かってきた電話には全然出ないし、ファミコン屋で「謎の村雨城」のディスクや、テレビゲーム15なんていうレトロゲーム機を前にそわそわしながら右往左往したり、夜中にカナんちの犬を散歩してビニール越しにうんこつかんだりしているけど、多分平気。なんか20年ぶりぐらい行った美容院で、長さは変えないまま、毛先をシャシャシャッて軽く遊ばせてもらったりしたらしいですよ。担当してくれたおねいさんとの会話はなかなか面白かったので、気が向いたら今度記事にしてみます。ではよい月曜日を。