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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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題名のない休日


風が冷たいね。でもわくわくしてる。

ゴーストスープ [DVD]

ゴーストスープ [DVD]

DVDを回しながら部屋を片づけたりした。岩井俊二の「ゴーストスープ」。デビュー間もない鈴木蘭々デーブスペクターという変なキャスティングのテレビの深夜特番だわね。ストーリーは低予算でよくがんばったちょっと不思議ストーリーって言うアレですが、DVD版にはインデックスページに3つの子画面が付いていて、その内1画面が延々本編を流しているのを、残りの2画面が最近の鈴木蘭々が当時を回想しながらぼそぼそコメントしていくっていうおまけが付いていた。「あー、こん時あたし芝居初めてだったんだよなぁ」とか「この後みんなでうなぎ食べたんだよなぁ」とか、どうでもいいことを言っている彼女を2台のカメラでまるまる一時間定点観測と言った、なかなか不思議な作りになっています。僕は蘭々がイマイチ好きになれないんでアレですけど、好きな人だったら、部屋に蘭々を呼んで一緒にビデオを見ているような気になれてお得かも、と思ったよ。一見無駄と思える仕掛けもファンにはたまらないわけで、DVDの大容量ってすごいね。


マフラーを巻いて自転車を漕ぎこぎ近所を廻る。レコード屋スピッツのライブビデオ「JAMBOREE2」を980円、その隣りの古本屋で「稲中卓球部」全巻セットを980円、ドリームキャストの「マーブルVSカプコン」をやっぱり980円で買った。スピッツのビデオはずばり迷走中の時期の、ベストテイクを継ぎ接ぎしたような編集。演奏はレコードかっつうぐらい丁寧で、お客さんはぶうこ率の高いあどけない女の子ばっかりで、正宗は半袖がちっとも似合わなぇなと思った。ロックバンドでありながらドライブ感のない、アルバムよりもゆったりとしたテンポは、正宗やそれを見上げる女の子達のうっとりとした顔からも分かるように、魔法の国にいる特別な時間と空間なんだろうな、と空気を震わせないこっち側で、ビデオ映像の向こうをちょっとうらやましく思ったよ。


J-Phoneのカメラ付き携帯電話を会社の先輩が買ってきたので、触らしてもらった。重さや大きさは今までの携帯と全く変わらないってことが衝撃的。液晶画面はちゃんとファインダーになるし、プリクラ並みの肌色はちゃんと再現されるし、パソコンにも簡単にメールで送れるし、コンパに役立つのはもちろんのこと、電話が通話する道具というより、音声、文字を含めたコミュニケーションツールだと考えると、そこに画像が加わるって流れはとても自然だし、大きさ重さが少しも変わらないってことにはホント単純に大喜びしていいんじゃないでしょうか。画像添付したメールがいくらになるのかはちょっと分からなかったんだけども、NTT方式でパケット料で換算した場合、カラー画像なので150円ぐらいになっちゃうこともあり得るんだけど、別に毎日送る訳じゃないだろうし、プリクラだって300円だし、ジュース一本分ぐらいのおたのしみ価値はあるかもな、と思わせるおもちゃではあります。あとは画素数云々よりは、居酒屋程度の暗さでも撮れるようになればなぁと思います。あ、そうだ。盗撮対策でシャッターボタンを押すと「ぴろりろりん」とか割と大きな音がします。エッジでもこういうの出してくれないかなぁ。ブスって挿すちっちゃいカメラが出るのは知っているんだけど、もうこれを触った後だと、それさえ馬鹿馬鹿しい感じ。


ソニーが製品化を見越したいくつかの試作品を発表したソニープレイステーションを作っていたのと同時期に液晶の携帯ゲーム機を作るプロジェクトもあったそうだけど、いろいろ考えた結果(おそらく後発なりの明確な優位性が出せなかったので)「ゲームボーイがあればいいじゃん」という結論に至って(!)、プロジェクトを打ち切ったという過去があると昔何かの本で読みましたが、新しく開発された様々な拡張プラグを差し替えるPalm端末の姿は、リベンジでやってきた大人版ゲームボーイでしょ?って気がして、その2度に渡る大英断になかなかどうしてやるもんだ、と鼻息を荒くした次第です。まぁ、でも各拡張プラグを収納して持ち歩く状態なんかを思い描くと、OLなんかが持ち歩くごちゃごちゃと汚いメイク用ポーチみたいのを想像してしまってなんかイマイチ冴えないんだけれど。