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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

科学とアートの巻


クリーミーマミ」ってどの辺がどうクリーミー


昼休みに「DIME」を読んでいたら、温度差によって色が変わるマニキュアが載っていた。爪をある程度伸ばしている人がそのマニキュア(白)を塗ると、体温が伝わりにくい爪の先の方は、段々ブルーのグラデーションになっていく。温度差で変わっているので、ものすごくナチュラルなグラデーションが得られるといったもの。なんか、科学とアートが恋をする瞬間(もともとは一つなんだけど)を見たようで、ステキな建築を見たときとか、しんじらんない華奢な構造で飛ぶグライダーを見たときのような、ちょっとしたミラクルを感じましたね。誰か塗って見せて欲しいなぁ。


アップルの売り上げが芳しくないそうで、その理由の一つとしてcubeの売上不振が挙げられている。大きな視点で言えば、誰に向けた商品なのかよく分からないという点と、小さい点で言えばモールドラインと呼ばれる成形上どうしても起きてしまう筋が、 Cubeの美観を損ねているっていう設計ミス(配慮の足りなさ)。ざっと要約すると、外観がかっこいいだけで売ろうとしたパソコンに、傷のような筋をつけたまま売ろうと思える会社は信用できん、という話でしょうか。あとキーボードから消えた電源ボタンが、本体でタッチセンサー仕様になったのも、センサーが敏感すぎていろいろ問題が出ているみたい。そこまでのリスクをしょって20万円は安いとは言えないというムードの中で、取り合えず3万円のキャッシュバックと、来春にはもっと安い新バージョンで改良型のCubeが登場させるようですよ。性能はともかく、あの外付けのでっかい電源ボックスだけは何とかして欲しいと思った。


ふと思うところがあってYahoo!やinfosekで「ラヴフール」を検索してみた。一番上にこのページが現れたんだけど、まだラヴフール6と表示された上に、ページの説明書きとして「このページを表示するには、フレームを表示できるブラウザが必要です」と出てきて、ちょっとショックだった。ついでにみつけた「ラヴフール」にひっかかったテキストを2点。(1)(2)。僕とあまりに毛色が違いすぎて、もー!!


ほぼ日とか全然見ない僕なんだけども、ゲームに関する面白い記事があったよということで以下の文を引用してみました。器を豪華にしたり、盛りつけの手数を倍にしても、そこに乗る「楽しさ」の種類って有限だし昔から変わってないし、その「楽しさ」に見合うだけの金額って、器や盛りつけで上がることはないんだってことに気づかずに、とにかくがむしゃらに熱量を盛り込むのは、アーティストならいいかも知んないけど、会社勤めのサラリーマンとして失格だよな、と思うのです。

糸井


テレビゲームなんかもそうだったんだけど、卵を割って、お椀の中に中味を出して、料理を最初しますよね。あれ自体おもしろいことじゃないのに、テレビゲームであれをやると面白いように感じるんですね。卵を割るっていうだけで。で、終わるんですよ。テレビゲームは。じゃ、卵割るってことはおもしろいの?って言ったら、面白くなかったからなんですよ。なのにみんな卵を割るのをどれだけリアリティを出せるかってとこに、勝負を持ってっちゃう。おもしろくなかったんだから、そんな一所懸命やったって無理だよ。テレビの画面でそうやって疑似体験やることが面白かった時代ていうのは、そういうシステムのおもちゃだったんだよ。って考えると、あれは寿命がないんです。だからPS2が売れないのは当たり前なんですよ。ソフトも作れないし。で、ほんとに必要なのは、内田さんのおっしゃったアートの部分で、俺しかできないものっていうのを何人の人に売るかって。百万本っていうのはなくなるんだよ、おそらく。5万本で売れるようになんなければ、ペイしない。すると作るシステムのほうにまた知恵を使って、3ヶ月で作れるんだったら、5万本でもいいや、てことになる。この循環で、ある意味では平準化しちゃうんだと思うんですけどね。


で、またイノベーションが起こって、もっと面白い遊びがあるぞと。これを繰り返していくのが、多分健康な文化の呼吸だと思ってるんですよ。今、Gameboy のソフトは売れてるわけですよ、ある程度。単純で。あと、携帯電話でいろんなソフト、必要ありっこないんだけど、携帯電話から、何かが、っていうだけで、面白がられてるじゃない? あれも仕組みがおもちゃなんであって、出てきたものが面白いわけじゃない。いつでもそれを繰り返してる。知恵のないものがいつも商売になっている。ほんとに必要なのは知恵で、それはね、しばらく治んないけど俺、治ると思う。そんなに人間、バカじゃないからね。退屈する能力ってあるじゃない? ちゃんと捨ててくじゃないですか。そしたら捨てられないようにって考えるだけで、作り方が上手になりますよね。




内田


はじめは単純なものでも夢中でやってるけどだんだんクリエイティブなものに移っていくみたいですね。例えば碁とか将棋とか、かなりクリエイティブじゃないとできない。で、囲碁も将棋も、囲碁連盟とか、そういうところの人は、数の減少に悩んでるわけですよね。だんだん将棋指したり、碁を打ってくれる子供が減っちゃう。で、なんとか増やせないだろうかっていうんで、パソコンの上に囲碁や将棋のソフト作るわけだけどやっぱりプレステのロールプレーイングの方が最初は勝つわけですよね。単純だし。でもやっぱりどこかでそれを卒業するやつっていうのがでてきて、ウチの子供たちの場合も飽きてきてね。


土日は多分更新をお休みします。書き込みがなかったらすねるのでよろしく。