lovefool

たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

快適な未来の為に、の巻

ひょえー、9月ももう終わりだよ。暑かった太陽もすっかり過去のもののようです。今日は掛け布団で寝ていたのに朝方くしゃみで目が覚めた。窓を開けて寝る温度じゃないですね、さすがに。


ソニーがステキな新製品を発表した。「エアボード」という、バックトゥザフューチャー2でもおなじみ、車輪なしのスケボーが21世紀を目前にまさかの実用化!って言うのは大嘘で、ウェブブラウジングやメール送受信、テレビ放送受信が出来る、室内持ち歩きモニターのようなものです。僕がiBookを買ってからというもの頬杖ついて寝そべってインターネットや、お腹の上にラッコのように乗せてメール打ち、お気に入りの写真を詰め込んだフォルダをスライドショーで回して、ちょっとした額縁(CRTだとなんとなく気軽さがない)代わりにしてみたり、日常の中にパソコンという重みとは違った存在を味方にしている毎日ですが、あーこの先があるとしたら、ぺらぺらの液晶ボードだけで、インターネットとかテレビとかが雑誌を扱うぐらいの雑な感じで持ち歩ける時代だよなーってずっと思ってたよ。でも2003年ぐらいだろうとタカをくくってました。すごいな、ソニー。こないだのVAIOの格好悪いコンセプトモデルを見たときには、かなり首をひねったけど、がんばる人はちゃんとがんばってるのだな。値段もちゃんとiBookより低く(13万程度)抑えてきたし、家族が使い回してもプライバシーが守られる仕組みがあったり、受信だけじゃなくて、次に打つテキストを今までの経験から予測して並べて見せる予測入力機能なんかに久々にめちゃくちゃドキドキしました。またインターフェイスのデザインに感じる福田臭には、ややというよりかなりのAppleリスペクトを無視できないのだな、と思いました。「マックだったらもっとよかったのに‥」って買う人より作った人が言っている感じ。インターフェイスは使いやすければそれに越したことはないんだけどね。あと形のデザインはもうちょっとかわいげや色気が欲しかったかなという気がします。家族が使う家電並みの気軽さを目指している割にはツンと澄ましすぎだと思った。有能なんだけど笑わない美人秘書、みたいな。(それはそれでそそったりしてな)。


衝撃的だったのはauの通話料学割サービス開始のニュース。そうか、学生を中心にした夏のCMはそこに帰結するものだったのかーとやっと納得が行った次第でございますよ。電話と言えば、有線も携帯も、元国営のNTTの独壇場だし(税金で引いた回線で民営化ってどういうことだよ)、それ以外の電話会社がいくらがんばったってNTTの回線使用料を抜きに商売は出来ない時点で、上限は自ずと見えてくるわけですが、中高生の少ない小遣いと無節操さを、半額の通話料で魅了できたなら、例え針のように小さな穴からでも牙城は崩していけるのかもしんないよね、ね!と、鼻息を荒げてみた。僕は市場にはいくつか競争があった方がいいと思うので、快適な未来をいち早く迎えるためにも、auにはまじでがんばって欲しいです。電話もエッジ使ってるしさ(通話料延滞してるけど)。


マンガやゲームが教育白書により芸術文化に位置づけられたんだって。僕の世代はファミコンの最初の波からざぶんとかぶった世代というのもあり、少年ジャンプが500万部超えた時の世代でもあったりして、生活の中にあるドキドキ(=芸術)の種類としては当たり前にずっとそばにいたものだから、なんか今更、えらい人に上から「はい、今日から芸術ですよ」なんて言われても「はぁ?」(女子高生風に)って感じにしか思えない。「今頃何言ってんの?」「じゃあ、今までなんだと思っていたの?」「そう決めたことで今日から何がどう変わるの?」って言うのをはっきりさせて欲しい。学校にマンガを持ってきてもよくなるとか、ゲームの攻略や分析の授業が義務教育に組み込まれるわけでもないだろうし、やっぱりママは「マンガを読むな」「ゲームをするな」って言い続けるだろうし、またそれでいいと思う部分もある(僕らより上の世代に関しては)。実際、今小学生ぐらいの子供はゲームもマンガも好きに越したことはないんだけど、僕ら以上に当たり前の選択肢として生まれたときからそれがあるので、むしろ外でフツーにサッカーしたりしているのね。ドラクエで徹夜しているのはサラリーマンだけだと思うよ、まじで。あとCGを特別なものとして位置づけるのもものすごく馬鹿馬鹿しい。世界的なアーティスト兼焼き肉友達の由水さんのインタビューを思い出せば「トイストーリーが生まれたときから存在するようなもっと若い世代は、CGはこうあるべきみたいな偏見もなくなるでしょうから、もっと自由な創作が出来ると思いますよ」。全くその通りだと思う。短くて完璧な言葉ですね。立ち読みしててうれしくなったよ、にやけた。


ところで忙しさにかまけている時に限って、会社さぼってデートしませんかとかのお誘いが来るのはどうしてでしょう。さぼりたい電波をどっかから発信してんですかねー。デートもいいけど、睡眠もしたいです。それもあと半年は寝なくていいやってうんざりするほどの。


今日は岡村靖幸を聴きながら仕事をした。アルバム「家庭教師」は何度聴いてもすっげえかっこいいなぁと思った。もう10年近く前のなのにな。こういう隙間恐怖症?って感じの密室系の音づくりミュージシャンの代表って今誰なの? コーネリアス? 誰か教えれ。


ひとりぼっちじゃボバンボン二人じゃなくちゃボバンボン、ウッ!