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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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ゲーム機と生活のリズム


ツレプテクーの出荷台数が早くも300万台を超えたんだそうだ。今、ソフト的に成熟を迎えて旬とも言えるドリームキャストニンテンドウ64を置き去りにぶっちぎりの売り上げ。なんでかPSOneまで一週間で20万台も出荷したとか。おいおいピカチュウ64だって相当かわいいよ? 電源入れたらほっぺた光っちゃうんだから。


しかしPS2をみんなどんなゲームをやるために買ったんだろう。「鉄拳」や「リッジレーサー」が好きなゲームマニアならわかるけど、年末まで決め手になるようなタイトルも挙がっていないのに、売り場に並ぶそばから売れていくこのハードは、多分現在大抵の家ではプレイステーション機能付きDVDプレイヤーのはず。僕も専用ゲームは3本しかないのに、DVDビデオは早くも15本。まぁ高画質なDVDを堪能しながら、ゆったり未来の到来の足音を新聞やニュースの発表で感じてみるっていうのは、2000年的なゼイタク感なのかもしんないね。


あと今日はSCENTT DoCoMoの提携のニュースがありました。雑誌のインタビューによれば「次世代のポケットステーションは作る予定がない。なぜなら携帯電話の進化がそのままポケットステーションの機能をフォローできるから」だそうです。ニュースでもまんまそんなことを言っていたね。携帯電話で育てた馬を、家でゲームに登場させる、とかそんなん。


年末発売予定と言われる任天堂ゲームボーイアドバンスは、携帯電話の機能を内蔵した高機能なゲーム機として、次の携帯ゲーム市場では大本命と言われているけれども、ゲームに本気の時間を割く人がどんどん少なくなっている今は、携帯電話の本命(現在i-modeは1000万台)にがっちり腕を組んだ、国内1700万台のプレイステーションと300万台のPS2っていうのは、相当な脅威だと思える。生活で必要なことが細切れにした残り時間でしか、ゲームはする事が出来ないんだから、その暇時間にゲームを、必要性の合間にどう滑り込ませるかって考え方をすると、携帯電話の機能を持ったゲーム機より、ゲーム機に寄っていった携帯電話って方が、生活のリズムの中では自然なのかも知れない。


ゲーム市場がなくなったりすることはないと思うけど、ある意味「あってもなくてもどうでもいい」のが娯楽だしゲームですから、商売としてはネット事業参入!とか、ネット対応ゲーム機発売!とかより、もっと生活のリズムを見据えて投資していかないと、ただの慌て者の散財で終わっちゃうのは目に見えてるよなーと思うのです。