lovefool

たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

人類最大の敵

takanabe2000-07-07



スーパーカーのライブに同じ「モノ作り」としてかなり揺さぶられた昨日の今日で、ぽしゃった企画を練り直す。粘土細工のようだ。ココロの熱が冷めない内にダーッて。机上であ!面白いことまた発見!とかって1人相撲な数時間(独り言ばっか)を経て、なんとか基礎の部分ができあがる。今朝、無印良品で買った青いスケッチブックが10ページ埋まった。


あと、会社の人がこのページをよくのぞくようになってきた。迂闊なこと書けないなー、いや、書いたことも書こうと思ったこともないけどさ。問題はラヴフールのロゴを何人かに「ラヴコール」って読まれたこと。作ったときに多少なりともそう見えるなぁって思ったんだけど、10人に1人ぐらいだろう読み間違えるのは、ってタカをくくってた。下手すると50%近かったよ。気に入っているロゴだけに悲しい。元デザイナー失格ですわ。


今日は給料日。一昨日うんともすんとも言わなくなった緑色MDプレーヤーと、昨日のスーパーカーを最初の7秒しか録音してなかった初期型MDレコーダーにくじけて、新しい録再MDウォークマンを買ってしまう。3万3千円。もう一年前の製品だし、あんまり愛着がわきそうにないデザインだったので、店先で中学生みたいに30分近くにらめっこして悩んでしまったけど、毎日使うもの(ウォークマン、メガネ、食事、マッキントッシュなど)には、金に糸目を付けないことにしているので、鉛筆を買うような気持ちでレジへ。でも3万3000円はきついな、やっぱな。

グリーンヒル(3) (ヤンマガKCスペシャル)

グリーンヒル(3) (ヤンマガKCスペシャル)

あと、古谷実の「グリーンヒル」3巻を読んだ。ぶっつりと完結編。文句なしの大傑作だった。そうだなー、例えば物語にはリアリティっていうベクトルがあると思うんだけど、同じヤングマガジンで連載されていた望月峯太郎の傑作「ドラゴンヘッド」より、ずっとリアルで深刻なギャグマンガだった。ここに出てくるような特殊な嗜好のキャラクター達が抱える刹那刹那の悩みは、僕の日常にも溢れる小市民的なおかしさだし、最終回に主人公が言ううち勝たなくちゃいけない「人類最大の敵」は、富士山の噴火なんかより恐ろしいよ。是非自分の目で読んで欲しい。感動をとっておくためにここでは言わないけど、2000年におけるもっとも共感できる未来感を表現していると思った。どこにも行き着いてない僕らは、多分「本気になれば」どこにでも行けるんだろう。でもその可能性を選ぶかどうか、あるいは「本気になれる何か(オンリーワン)」をいつかちゃんと見つけられるのかっていうのは、選択肢が無限にある、もう人類全部の問題かもしんない。悲しくて痛すぎて笑っちゃう。