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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

そっと手を添える

takanabe1999-12-26



泣きたいときは泣いたっていいんだ。甘えたいときは甘えたいだけ甘えればいい。武田鉄也みたいでなんかやだけどさ、とてもニュートラルな気持ちでそう思います。


昔は「わかってほしい」「伝えたい」「どうしたら気づいてもらえるだろう?」って気持ちだけで頭の中がパンクしそうだった。恋愛だけに限らず、生きることは伝えること、だと思う僕は、今でもその気持ちをあらゆる方面で磨いていく毎日ですが、質問することよりされることの方が多くなってくる27才っていう現在は、誰かの「伝えたい」っていう純粋な気持ち達にそっと手を添えてあげるのが、先輩面しておこがましい部分もありつつも、ちょっとうれしい感じ。


もちろん僕には教員免許があるわけでも、人生の間で一度はセンセイになりたいわけでも、人に教えるのがとにかく上手ってわけでも、人を魅了して止まないカリスマが備わっているってわけでもないんだけども、最近は計算やモラル、経験で積み重ねるような足し算引き算的に答えをはじき出せるすごいロジカルな部分と、その人が持っている湿り気のある情念(乗算やわり算? 端数な感じ)のような部分の割り振りを冷静に見れるようになってきた気がすんのね。それもエゴじゃない部分で、その気持ち本体が持つベクトルを勢いよく伸ばす方向で、引っ張り上げられる気がする。


うわー、文章にして読み返すとぐったりしちゃうような傲慢さですな。言ってて恥ずかしくなってきた。


何かをあきらめる度に誰かにやさしくなっていく、そんな過程が「オトナ」になる悲しみなら、おじいさんやおばあさんに刻まれた皺がいとおしく思える瞬間がわかるよ。意志のない手紙や、独り言が存在するためには他人が必要であるように、その柔らかでいとおしい気持ちを、はっきりと加速させる。それが雲を突き抜けたとき、とてもシンプルで懐かしい形をしていることに気づくだろう。