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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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「ポケモンスタジアム」(ニンテンドウ64用ゲームソフト)


で、次が僕の20世紀中はナンバーワンと決めたコイビト、ニンテンドウ64の新作「ポケモンスタジアム」です。ぱちぱちぱち。まぁ「ポケモン」自体、僕は去年の終わり頃にやり始めたので、レベル38位でそんなに進んでないんですけど、こんな風にゲームとゲームが内容を共有して行ったり来たり出来るっているのは、やっぱりゲームを家庭に持ち込んだ老舗としての貫禄っつーか、すごさだよね。テレビゲームの未来を一番真剣に考えている会社という気がします。ホントはドラクエロクヨンDDで作りたかった堀井氏の気持ちもわかるってもんですよ。


本来「ポケモン」自体通信ケーブルで対戦はできるので、「ポケモン」が指相撲だとすると、この「ポケモンスタジアム」はそのリングになっているプラスチックのオモチャのような関係にあるわけですが、6800円もするこの特設リングがなかなかどうしておもしろい! 小学生がどういう気持ちで「ポケモン」をやっているのかわかってないと、こういう商品は生まれようがないよ。というのもこの「ポケモンスタジアム」自体は信じられないほど空っぽの中身のないゲームで、みんなの遊び方や感情移入そのものにゆだねてしまうことに徹底しているからです。誤解がないようもう少し補足しますけど、このゲームの醍醐味はもちろん今まで苦楽をともにしてきたマイ・ポケモン達を、ポリゴンという晴れの舞台で戦わせる事ができる点です。つまりキャラクターの愛着があって初めて成立する喜びなわけ。白黒のドットで見慣れたあの技も、超ドハデな演出に変わって実況付きで繰り出されるわけ。ピカチュウとかかわいいぜ、ホントに。自分で名前を付けているポケモンなら初期設定より微妙に色が変わって登場したりもするんだよ。なんか自分の子供が幼稚園の演劇に出ているのを見守るような緊張や興奮があるね。一応このソフトだけでも自己完結できるよう「レンタルポケモン」なんて仕組みもあるけど、ナンセンスだよ。おもしろいはずがないもん。むしろ必要なのそのはどきどき出来る気持ちを共有できる友達(ポケモン・トレーナー)の方。夏休みの子供にはかなわないけど、僕も戦いに混ぜて欲しいもんです。きっと夏の夜の終わりなき戦いが全国で繰り広げられていることだろう。僕も鍛えておきたいね。なんと言っても友達いなさすぎが悲しいとこですが。