- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: DVD
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DVDで「この胸いっぱいの愛を」を見ました。飛行機に乗ってたはずなのになぜか自分が子供の頃にタイムスリップしていて、そこであの時できなかったifを実行するというお話。日本語の長いタイトルで割と涙を狙ってる感じのストーリーといえば、大体は想像がつくんじゃないかな。タイムスリップしたのは4人で、伊藤英明が演じるニュートラルなサラリーマンと、ちょっとチンピラ風の若者と、クドカンと、目が見えない倍賞千恵子。これがひとつひとつおもしろいエピソードなはずなんだけど、それぞれ噛み合っていくわけではないので、オムニバス的ななんかちまちました感じがぬぐえない。そういう意味では、2時間にきちんと収める映画と言う形はあまり適してないのかも。連続ドラマっぽいほうが掘り下げやすい題材かもしれない。タイトルもなんか印象が薄い感じなのでもうちょっと引っ掛かりが欲しいかも。そんな中でも伊藤英明は、なんか小説的なニュートラルな主人公がよく似合うなぁと思った。あと昭和っぽい色使いとかけっこう良かったよ。好き嫌いで言うとかなり好きな題材だけど、全体的に少しずつ物足りない感じがもったいないです。55点。