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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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【初日】

石垣島西表島に行ってきました。夏の終わりだったので台風とか天気が心配だったけどおおむね良好だったな。


羽田を9時過ぎに出発。前の日までかなりハードワークだったのと睡眠がほとんど取れなかったので、へろへろなスタート。買ったばかりのRezTシャツでなんとか気力をつないでがんばります。


12時頃、那覇空港に到着、乗り継いで石垣島へ。2年振りに乗る飛行機はやっぱり緊張したけど、スチュワーデスにもらったコンソメスープでなんとか落ち着いて、ちょっと眠ることも出来た。眼下に見える島々のパッチワークのような畑の模様や、だんだんグリーンなっていく海の色でわくわくしてくる。


空港でレンタカーを借りてホテルへ向かう。カーナビが付いていてびっくりだ。運転も前回の沖縄以来で、やばいかなーって思ったけど、5分も走ったら感覚を取り戻した。難なく車庫入れ成功。


ホテルは例によって、写真よりか格段にしょぼく、でも部屋自体はこぎれいだったのでまぁよしとしようと思った。30分ぐらい休憩して、昼食を取りに再び車へ。


ガイドブックで見た「なかよし食堂」で豆腐チャンプルーを食べた。思ったのは沖縄の人たちは外食をしないんだろうなってことだ。まず洋食屋がない。あっても飲み屋レベル。それ以外はチャンプルーかソーキそばばっかり。定食屋に行っても、どこへ行ってもそんな感じ。カレーやミートソースもメニューにあるけど、インスタントみたいな味しかしない。豆腐チャンプルー定食はおいしくて500円と破格だったけど、くたびれすぎて半分しか食べられなかった。


その後、車を走らせる。日差しが強いというより鮮烈。テレビの画像モードを「くっきり」とか「ダイナミック」に変えたぐらい、目に飛び込んでくるものの勢いが違う。普段、太陽のことを意識することはそんなにないけど、太陽のちょっとした加減の中で、すべての生き物は生かされているんだなってことを感じられた。焼かれる肌に叩き込まれる日光は「甘くみんなよ!」って太陽に戒められてるぐらいの感じ。


海はグリーンで、引いていく潮の間から黄土色の干拓が浮かび上がる。川辺に車を止めて、橋の下に下りていった。水が引いた川底には、ヤドカリや片腕が大きな蟹、小さな魚がたくさんいて、根っこが大きく広がったマングローブの林がナメック星みたいな景色を作っていた。汗をかいたのでTシャツを脱いで川辺を歩く。人工物のノイズが何にもないことに気づく。むしろ日差しの音が聞こえてきそうなぐらいだ。


再び車を走らせる。「唐人の墓」というのがあってなんとなく降りてみる。イギリス人に非人道的な扱いを受けた中国人達がいたんだそうな。彼らが反乱を起こしてイギリス人船長を殺して、石垣島に下りた後、結局イギリス人に捕まって殺されちゃったっていうのを慰めるための墓らしい。老朽化して危ないから近くに寄るなって書いてあった。


iPodをつなぐためのスピーカーの類を用意できなくて、ヘッドフォンのまま音量全開でドライブしてみる。聞こえの悪いラジオぐらいの雰囲気は出て、スピッツとかCoccoとかを歌って、目の前の景色に色を重ねる。


ホテルに戻ってくたびれてちょっと昼寝。気が付くと真っ暗でエアコンの寒さで頭が痛かった。行こうと思っていた市場に間に合わないかもと思って慌てて商店街に向かったけどすでに手遅れ。でも沖縄本島よりぜんぜんちっちゃい市場だったので、まいっかと思い、夕飯を食べる場所を探す。結局入りたい店は見つからず、沖縄料理も続けて食べたい気はしなかったのでなんとなくモスバーガーを食べてしまう。でも気分的にはちょうどいい感じ。


帰り道に無国籍風の雑貨屋で麻の帽子を買う。日差しが強すぎるので日射病になっちゃいかんからね。気に入った帽子は頭に対してちょっときつかったけど、気に入ったからよしとした。


ホテルに戻って大浴場へ。男風呂は僕の貸切で、普段体をいっぱいに伸ばすことはできないので広さを存分に味わう。湯上りに和泉もとやとママがいてびっくりした。同じホテルに泊まってるとは。テレビとおんなじ顔だった。