http://www.president.co.jp/pre/20030317/001.html
二つ目のポイントは、すべての点で満点にはならない製品でも、売ってくることである。あらゆる点で他社よりも優れた製品であれば、ダメな営業でも売れる。ある点で他社よりも優れていながら、他の点で劣っているという状況だからこそ、優れた営業とダメな営業の力量の差が出る。だから、自分たちの営業力の強みをよく考えて、自分たちが売りやすいようにするための必要最低限の改善目標に焦点を絞り、それを技術者に伝え、その改善がなされたモノを、知恵を絞って売ってくるのである。顧客に、ある部分で目をつぶってもらい、顧客を黙らせて売り上げ目標を達成する。