lovefool

たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

なのかも


マクドナルドでハンバーガーを食べていたら、坊主頭の双子の兄弟が「アイーン体操」というのをしていた。「アイーン体操始めましょっ、空向いてアイーン! 右向いてアイーン! 左向いてアイーン!」って同じ顔と体がバッチシな振り付きでニコニコ踊ってんの。志村けんってすげえなーって思った。


ドラマ「恋人はスナイパー」を見た。僕はあんまりというか全然テレビドラマというものを見ないんだけど、風邪でしんどくて寝ているときにテレビをつけたらちょうど始まったとこだったんだよね。ウッチャンが韓国人と日本人のハーフで、しかもスナイパー(殺し屋)というかなり野心的な設定だった。韓国で生き別れた母親の居所を捜すために仕方なく殺し屋の依頼を受け続けているんだけど、日本でウッチャンがなよっとした留学生を装って下宿している家はちょうどその殺し屋の事件を扱っている捜査本部の刑事の女性(水野美紀)が住んでいて、その女性と恋仲に落ちる、でも逮捕しなきゃ!みたいなマンガチックな内容だった。ウッチャンが画面に出てくると、例えばジャッキーチェンの映画がそうであるように、どんなにシリアスな画面でも次のシーンでは笑わせてくれるはずでしょ?みたいな、勝手な期待をしてしまってつい斜めに見てしまうんだけれども、そういうのもすぐになくなるぐらいにテンポがよくって、最後まで飽きずに見ることができた。クライマックスでは「マトリックス」ばりのワイヤーアクション(ワイヤーで吊って行う特撮のようなもの)が、うわー、すんげえがんばってるなぁって声を上げたくなるほどだった。2時間という枠の中で、物語の落としどころとしては、もうウッチャンウッチャンのお母さんが死ぬ以外、綺麗な終わり方がないじゃんよってぐらい追いつめられるのに、何故か最後だけ、まとめ上げた伏線を一気にほどいてしまうような、あるいは、もしこのパイロット版を気に入っていただけたら、連続放映分の予算をつけてもらえませんか?的な匂いのする終わり方で、そこだけ頭に来た。でも2時間ドラマの持つ可能性としてはVシネマや、大作を気取った日本映画なんかよりは全然おもしろかったし、楽しかったよ。変に作家性を込めずに、素直に娯楽を突き詰めているシナリオのテンポにうーん、なるほど、と思わされたのでした。