- アーティスト: 松崎ナオ,佐久間正英,砂原良徳,渡辺善太郎
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 2001/07/18
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
松崎ナオの新曲「太陽」を買った。すんげえ探した。全然売ってないんだもん。「太陽」ってタイトルを聞かされた時の強い感じ、突き抜けてる感じっていうのはないんだけど、明らかに「正直な人」までとは違う光がものづくりの根底に流れていると感じる。なんかいい出会いとかあったのかな。真夜中の暗い部屋の隅で聴く音楽から、窓を開けた部屋に差し込む光や風を感じる音楽へ変化したという感じ? 痛みや迷いを歌いながら同時にそれを突きつけるだけじゃない有機的でやさしい部分が必ずあった彼女の歌の、そういういい部分が、表側に現れてきていて、それがステキだ。カップリングには砂原良徳をプロデューサーに迎えて「結婚式のうた」を収録。この曲はよく知り合いの結婚式なんかで本当に歌ってる曲なんだそうだ。でもアレンジでテープの逆回しみたいな不安定な音がいっぱい入っていて全然ハッピーな曲調じゃないのはどうなんだろう。もっとフツーにやって欲しいです。で、3曲目、「ぽっかりおそら」。これが最高。むちゃくちゃファニーでハッピーな童謡みたいな曲で、ある意味小島麻由美なんかを連想してしまいそうなぶうこっぷり。それもそのはず「NHKのみんなのうた用に勝手につくった」とか本人も言ってます。聴いてるだけで顔がにやついてしまうよ。こういういい意味で浮ついた曲というのが今の松崎ナオにはどんどん必要だと思う。CMソングに使うことだってできそうな明るい曲なのでこっちがシングルの方がむしろよかったかも。最高です。聴け。