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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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ネズミーランド


梅雨入りだって。ますます有給休暇が減るじゃんよ。(ヒトツキ以上余ってるけど)


神奈川県民なんちゃら週間とやらでディズニーランドのチケットが1000円引きで買えるとコンビニに書いてあったので、多分15年ぶりぐらいに来訪。会社を休んでいるので平日です。向かう電車の中でもディズニー話に余念のない、婚期を逃したっぽいOLふたりのそばに座ったりしてかなりいい感じ(写真)。でも園内は午前中から全然フツーに混雑。これでもかっていう真夏日に出だしからちょっとくじけそうです。


マップをもらって広げてみるとアラびっくり。いろんなワールドが増えてますね。僕が知っているのはトゥモローランドアドベンチャーランドファンタジーランドウェスタンランドの4つだったので、もうこの時点で混乱気味です。気を取り直して、大人気の「プーさんのハニーハント」の様子を伺いに。1時間ちょい待ち程度なら、まぁ、待ってやらないこともないぞ、というスタンスでちらっと看板を見ると「150分待ち」とか言いやがります。会社にいるプーさんそっくりな先輩に文句の電話でも入れてやろうかという気にもなります。


気を取り直して「ジャングルクルーズ」と「スプラッシュマウンテン」で遊びます。スプラッシュマウンテンは僕にとってはまだまだ余裕で新アトラクション。あんなどうでもいいようなアップダウンで心臓バクバク。もう2度と乗るもんかと思った。その後、ディズニーランドマニアのあんぱんまん主任に電話して「絶対乗っておかないといけないのは何?」と聞くと「プーさんとピーターパン」、というお告げを頂いたので、しぶしぶまたプーさんの列を見に。そしたら「180分待ち」とか言いやがって! 先輩の顔を思い浮かべて勝手に呪い始めます。


トゥーンタウン」に行こう!ってことになったものの、「トゥーンタウン」という総合的な空間はあっても、「トゥーンタウン」という名前のアトラクションはないのだな?と言うことに気づくまで30分近く掛かります。この時点で日射病気味。日よけ代わりに「ミッキーの家」に。笑顔のなくなった顔で、ミッキーと並んで写真を撮る。イエーイ!(低い声) まだ3つめなのにくたくた。レストランでスパゲッティとケーキを食べてもうすっかりおねむですが、次のアトラクションを探します。昼からのパレードが始まり、でかすぎて怖いくらいのミッキー風船やセクシーなトランプガールやなんかがやってきて、通路は人だかりに! ということは?と思ってプーさんに駆けていくとやったー!「60分」に減ってる! よくよく考えると1時間も待つことになるのに、なんか大喜びしている自分の感覚の麻痺具合が怖いです。プーさんは面白かった! なんだろう? オーソドックスな見世物なはずなんだけどすごい新しい感じ。つまり王道? 何が面白いのか分析したくてうずうずしながら見ていたんだけど、とにかくすげえ面白かった。


僕の中でヒントっぽく思ったこと

・ライドを導くレールが見えないので、先の読めないライドの動きにドキドキ。
・目を留めたくなる場所に方向を促す動きをする模型や人形が必ずいるので不安になったり、酔ったりはしない。
・たいして動いていない模型も、ちゃんと正視させない内にライドが次のゾーンへ向かうから、模型全体が生き物のように複雑に動いているように見える。


大満足の3分間(でも1時間待ち)を終えて、今度はピーターパンへ。今度は45分待ち。早いの?遅いの? もうどうでもいいや。あんぱんまん主任が何度も僕に話して聞かせてくれた「まるでホントに大空を飛ぶ感じ」に、ホントに声を上げて「わお!」って言ってしまった。すげ!飛んでるよ! こういう夢、子供の頃よく見たよ!でもその大空をすいーっと登った後のストーリーっぽい部分は冗長。最初のドキドキもすっかり冷めて地上に到着です。最初のとこだけあと3周ぐらいしたい感じ。すてきだ。で、もう夕方。今日から新しくなったエレクトリカルパレードが始まるので、通路には花見かい!って突っ込みたくなるくらい、シートで陣取りした家族連れの、主にどうでもいいお父さんが自宅同然の寝間着風な格好で寝そべったりしてます。見たいのは見たいものの、まだ始まるまで1時間以上あるので「シンデレラ城ミステリーツアー」へ。前回、僕がディズニーランドに来た時に最新だったアトラクションです。もうあの興奮をもう一度!って思ってたら、さすがに15年前のテクノロジーはへぼかった。しかもガイドのお姉さんが、はずれと言うかまるでやる気なし。途中で引き返したくもなるものの、そんな中でも怖さでわんわん泣き出す子供とかいて、なんだか胸がきゅんとします。


まだまだ時間が余ったので「ミクロアドベンチャー」を見ます。これも新アトラクションです。会社の後輩が「人によっては大喜び」と言っていた数々のギミックは、残念ながらあんまりピンとこなかった。予想範囲内って感じ。服部真子がレポーター役で出演していたことの方がずっと驚いた。「スターツアーズ」でロボットが運転を誤って宇宙空間に落ちて(?)行ったときの方が衝撃的だったなぁ。僕が単に落下系のギミックに過剰反応してるるだけとも言えますが。


お土産屋さんをふらりと巡るとあたりはいい感じに暗くなってきて、「エレクトリカルパレード」の初演を待つみんなの期待みたいな空気が辺りを張り詰めていくのが分かります。足は棒みたいになっててかなり痛いんだけど、立ち見の列を掻き分けて前の方へ。あんぱんまん主任にパレードの報告を義務づけられているので気を抜けません。やがて辺りの電気が消えて! わ! 来た来た! 腰の下が5メートル以上ありそうな青いドレスの妖精を筆頭にずらずらやってきます。綺麗やなぁ。わー、イモムシー! チェシャネコー! プーさん! トイストーリー! 15分ぐらい経って気がついた。あれ? 15年前のと変わってないじゃん。アンパンマン主任が熱っぽく語ってくれた「ファンテリュージョン」は、小さなイベントみたいのがストーリー仕立てで別々のところで動いていて、何度か訪れてそのすべてを見ないと「ファンテリュージョン」を見たことにならないっていうリピート重視な作りになってたと聞いて、ほえー! さすがじゃん!って思ってたのに、帰ってきた「エレクトリカルパレード」はまんまふつうの電飾パレードなのでした。いや、綺麗だからそれでいいんだけどさ。なんかちょっとショックかも。電車が混む前に切りあげてディズニーランドを後にした。次に来る頃には白髪頭でしょうか。イタリアのディズニーランドかな? そんなことを思った。


長くなったので、ナオちゃんライブは次回ね。