lovefool

たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

さながらエスパーのように


好みの顔を分析していたら、団子っ鼻?って思った。


ナップスターにどっぷり過ぎ。何だろう。君のものはオレのものっていう、グローバルなジャイアニズムを初めて体験した衝撃でしょうか(「オレはジャイアン」の歌もとっくに手に入れたし)。これで100倍太い常時接続の回線なんか手に入れちゃったらどうするよ。4次元ポケットを手に入れたマイケルジャクソンみたいなもんじゃん。すげー。今は音楽しか交換してないけど、いろんな意味でのお宝映像とか、幻のゲームなんかも普通に交換できるだろうし、価値のあるファイルはワールドワイドに増殖していくんだろうなぁ。なんか倍バインみたいじゃない?


よしかさんの工房の名前は「ポラン」を改め、「マムル工房」(mammal=ほ乳類)に決まり掛かっているそうだけど、字面的に「ママル工房」で是非!と勧めてみた。理由は「マムル」だと○を描こうとして間違って一周半してしまって、中途半端な渦巻きになっちゃったイメージ。「ママル」は○を描こうとして不器用で□っぽい○になったイメージ。でもそのいびつさがブス可愛い感じなんだよー、だからママルで、ってものすげえ感覚的な説明をしたら、「そっか!」ってフツーに納得されてびっくり。芸術家同士の会話はさながらエスパーのようだよと思った。

映画「世にも奇妙な物語」なんか見ちゃう。もう爆笑だった。面白い! 「雪山」「携帯忠臣蔵」「チェス」「結婚シミュレーター」の4本立てのオムニバスで、それぞれホラーだったり、ナンセンスだったり、ミステリーだったり、ラブストーリーだったりして、誰でもどれかには引っかかるようなバランスのよい作りになってます。で、まぁそれぞれ、予想の付くありふれた展開になっていくんだけどもね、いいんです、予想がついたって、そんなのは。別に推理小説読んでる訳じゃないんだしさ。その予想の範囲の中で、4つのお話がそれぞれどこへ自分の持ち場として落とし込んでいくのかなぁってそういうことの方が気になったりなんかしてね。だけど、これがもー! 大体5種類ぐらい考える分岐の中で、常に一番下の奴で攻めてくるわけですわ。最後のシーンのカメラの回し方とか構図、挙げ句の果てには登場人物のセリフまでぴったり一致したときなんか吹き出さずにいられないわけですよ。そこ笑うとこじゃないって横の人に殴られたりしながら、大変ステキな時間を過ごしましたね。一番面白かったのは意外にも中井貴一主演の「携帯忠臣蔵」だった。大石内蔵助が道に落ちてる携帯電話を拾って、未来の誰かと会話をしながら歴史の道を辿っていくっていうナンセンスなんだけれども、キャスティングが光るね。「梟の城」ではスーパーマン的でモテモテの忍者だった中井貴一が、中間管理職で色事大好きな男を演じていて、その情けないっぷりから、最後討ち入りに覚悟するまでの心理描写というか演技がおおー!ベテランってすげえー!って思えたですよ。彼は情けない中できらりと光る本気っていう方が似合うね。神様に見込まれたスーパーマンって感じじゃない気がします。他にも愛人役で奥菜恵が出ていて、あの何とも言えない中途半端ないやらしさが最高。「打ち上げ花火、横から見るか下から見るか」以来のはまり役だと思いましたね。この30分の為だけに1800円払ってもいいかも。あとはおまけだと思っても。あ、別に映画館じゃなくても全然いい感じではありましたが、映画館の方がより一層笑えるかな。できれば4人ぐらいで見ると尚グー。

SAND LAND (ジャンプコミックス)

SAND LAND (ジャンプコミックス)

鳥山明の最新コミックス「サンドランド」を読んだ。例によってこじんまりとしたお話をアシスタントなしでガガガッとものすごい絵画力で書き込んでいるわけですが、前にも言ったけどさー、週刊連載とか、390円の単行本とかの枠組みは早く断ち切った方がいいんじゃないかというような気がした。松本大洋が二年間掛けて450ページ、2500円の本が軒並み売り切れになるように、才能と資本の回収の形態をもうちょっと考え直した方がいい気がした。豪華本でフルカラーだったら絶対読みたい人多いと思うし、鳥山明だって納得が行くまで描けそうじゃんって気がすんだけどね。




今日のワンポイント密教(4)

大日如来は時間や空間を超越し、全宇宙の真理を体現する仏、と説明されても、時間も空間も限定された世界に住む私たちとは、あまりにかけ離れていてよくわかりません。そこで密教では「大日如来は私たちとの距離を近くするために変身する」と考えるようになりました。

あまりにかけ離れていてよくわかりません、っていう一節が入っているだけで、ものを説く人として、あー、信頼しちゃうなぁって思ったりすんのね。