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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

盆栽と天才


イトイの日とか言わせない、何となく!


掲示板(ユアボイス)にたくさんクレームありがとう! 大変参考になりました。800×600pixel環境でごらんの皆さんのために、今までより一層上のフレームを大きくしてみました! どうですか? この迅速な対応、軽快なフットワーク! 単なる嫌がらせなんだけども。(つうか、僕も800×600なんですけど)。


アンナミラーズの薄くて美味しいピザを食べながら、空海の話をしたら「あ、それって口からたくさん小人を出す人のことでしょ?」ってニコニコしながら言うので、それがそういう彫刻の事だって気づくまで5秒ぐらいかかった。気づくまでずっと口からひゅうひゅうって手を動かしてんの。ジェスチャークイズか?


おとといかな? NHKで夜10時から、養老猛司(脳みそに詳しい人)と押井守攻殻機動隊などの映画監督)の対談をやっていて、非常に面白かった。「アニメを作る時は、描き込んで密度を上げていく事が理想に近付く事なんだけど、実写を加工して作る今回の映画のような場合は、色や背景や邪魔なオブジェクトをどんどん削っていくことが理想に近付く作業なんだって気がついた」。その押井守の意見に対し、養老猛司が「群集や雑踏なんかを見て、うるさくて何がなんだか分からない時があるでしょう? あれはノイズが邪魔しているからであって、そのノイズをなくして、自分が必要な情報だけを得るためには(または自分が何を必要としているかを知るためには)その場をスケッチしてみればいいんだ。スケッチを描けば自分が何を一番見ようとしているのか、必要なのか、無駄と思っているのかがわかる」と言っていました。例によってうろ覚えで再現してます。僕はそれを聞いていて、全然関係のない盆栽のことを思った。


伝統的な意味での芸術、例えば能とか詩吟とか歌舞伎ってあんまわかんないというか、どの辺がどうエロティックだったの?って素直に共感する事ができないんだけども、盆栽と言うのは僕が見てもいいか悪いかが、直感的に分かる気がする。それは脳に描かれた理想の樹木を、ミニチュアの木を使って再現するアートだからです。つまり、絶対的な理想があって、それにどれだけ到達したかを見るんだな。目の前にある木と言う素材を使って、どう演出して良く見せるかっていう美容師的、コーディネーター的なものだと思われがちだけど、そうじゃないんだ。もう理想オンリー、ノイズなし。だからその理想を実現できる素材に出会えるかどうかっていう部分がまず大きな勝負っぽい。また、逆の言い方をすると、理想を実現できる素材に出会えたら、そのことにいつでも気づけるぐらい、理想を常に完璧に磨き込んでる必要があるわけ。ここが大事だよなぁ。


「チャンスがチャンスでなくなる前にそれがチャンスだと気づくことはめったいにない」とは、作家マーク・トゥエインの言葉ですが、よく「センス」や「タイミング」や「才能」ってひとからげに言われているそれって、つまりはそういうことなのでは?と思った。


まず理想があること。それが細部までカンペキに描けること。その理想を実現できるそれに出会ったことがいつでもどこでもちゃんと自覚できること。僕の周りのスーパースターは思えば全員これに当てはまるのだった。君のはどうですか?


メラトニンが体内時計をリセット−−盲人で確認


「ピンポンパン」が復活!


今日のワンポイント密教(2)

密教では「宇宙と人間が本質的に一体である」ことが教義のポイントなのです。宇宙とは銀河系や太陽系ではなく、地上の人間から見えるものすべてと思ってください。
仏教のテーマは長い間、どうしたら憂き世(此岸しがん)を離れて仏の世界(彼岸)に渡れるか、つまり仏になれるかでした。しかし空海は「自分と他人と仏は一つである」とし、人間として生きながら仏の境地になれると断言したのです。

「宇宙」という言葉自体が仏教用語だそうですよ。ではまた明日。あ、そうそう。今日ラヴフール初の98カウント/日を記録しましたよ。もちろんダブりなしで。ありがとね。お礼に明日はフレーム戻しておきます。