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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

持ち歩く、つながる、拡がる。


部屋を片づけていたらなんかすごいくらいおもちゃばかり出てくるので、並べて写真を撮ってみました。持ち歩くことを前提にしたハイテクおもちゃってくくりでいいのかな。


声高にマルチメディアとか言っていた数年前のことを思うに、予想通りアミューズメントの世界が一番、早くて楽しい感じにその恩恵を受けたよね。「PHS」や「ミニテトリス」や「たまごっち」を筆頭に、身につけて歩くちょっとした機械がすごく増えた。ラップトップのパソコンを持って歩く人が全然増えてないのに(VAIOとか家で使ってどうすんだよ)、気がつくと体中にチップのついたモノをまとっている。


僕が学生の頃は携帯なんてひとりも持っていなかったし、電車の中でゲームしている人なんか小学生だけだったけど、今ではどちらも持っていること自体は少なくとも不自然じゃない。


そうした小さな脳味噌の詰まったモノを持ち歩くことが当たり前になってくると、いろんな可能性が生まれてくる。一番おもしろいのは全く別々の機械をつないで新しい価値を生もうとすること。ここにあるおもちゃはその未来の可能性の匂いを感じて衝動買いしてしまったモノばかり。左上から説明すると「ゲームボーイポケットカメラ」これは白黒のカメラなんだけど、画像加工ソフトが入っていて撮影したモノにいたずらができる他、ゲームの主人公の顔に貼り込んだりもできる優れモノ。がんばればアニメーションまで作れちゃいます。その右が「ポケットピカチュウ」。万歩計と連動したピカチュウが様々な表情がかわいい。その右は「ゲームボーイカラー」。おそらくカートリッジ差し替え式の液晶ゲーム機の中では一番将来が有望な機械。ロクヨンとの連動を含め、魚群探知機にもなるようだし、PHSともつながる構想があるらしいね。その右の腕時計は何故かパンチ測定機付き。対戦格闘ゲームもついているんだけど、よくやり方がわからないので放ってあります。その下の黄緑色のモノはなんと画面のない携帯ゲーム機、その名も「オトゲー」。ヘッドフォンの左右の相違で敵の位置を想像してやっつけるという、なんとも不思議なゲーム。狙いはいいんだけど全然おもしろくないです。その左のはヨーヨー。回すと遠心力でスイッチが入ってサイレンや機関銃の音が鳴りながら、ぴかぴか光ります。ちょっとの衝撃でもスイッチが入って、満員電車でもビービー言うのが困りもの。その上はキーホルダー。でもターンテーブルがついていて一回転させる度にヒップホップな音がワンフレーズだけ流れるといったもの。タイミング良く回すと結構かっこいい曲に聞こえるの、割とお気に入り。その左は最新型ゲーム機「ワンダースワン」。ゲームボーイの設計者である横井軍平氏の遺作ですな。縦にも横にも使える液晶画面とかいい感じ。ピンボールとか出たらやってみたいです。一緒に買った「GUNPEY」というパズルゲームもすばらしいです。その下はプレイステーションと連動する「ポケットステーション」。現在日本中で品薄なんで、街で見かけたら狩られてしまいそう。3000円という安さと、カートリッジ式と大画面にこだわらなかった柔軟さが小憎らしいね。首から下げてもちょっとかわいいし。


ウォークマンPHSが日常品となっていくのと同じように、ゲームを核としたこれらのモノはより拡張性のあるモノと融合して、全く新しい価値や感覚をもたらしてくれることでしょう。僕が想像するに、こんなホームページのようなモノを気軽に持って歩いて、街のポストのようなモノに落としていったり、出会った人と交換したりって言う感覚が一番早く来そうな感じ。そんな気持ちをいち早く体験してみたくて、毎日のように発売されるそんな未来のかけらから僕は目が離せないのです。