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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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妄想レストラン「コールスロー」


ケンタッキーフライドチキンに僕が足を運ぶとき、10中8.9はチキンと無関係なときです。パイでスープを器ごと包んでしまったポットパイや、黄金のメイプルシロップを垂らしたあのもたもたしたビスケット、そういうモノが食べたくなってよくケンタッキーに足が向かいます。


でも実はそれすらいいわけ。ホントはコールスローさえあればいいんだ。僕は好き嫌いはない方なんですが、その日その時にどうしても食べたいモノっていうのはハッキリしていてそれがないと機嫌を損ねたりします。しかもそれはできたての「マックフライポテト」だったり時期はずれの「冷やしたぬき」だったり、真夜中の「胡桃パン」と「牛乳」だったりします。そのわがままぶりと言ったら、ちょっとした女の子よりたち悪い感じ。がばっとか起きて「赤くて豆の入ったスープと、コンビーフサンド 今すぐ!」とかって言うわけですよ。(誰にだよ)


無理難題指数が高い分、「それ」にちゃんとたどり着けたときはやっぱりうれしい。理想がハッキリしている分、変な達成感とかあるし。夏場とかどうしても大きな風呂でセブンイレブンのそばが食べたくて、セッティングするのにかなり手間取ったこともあったなぁ。最高においしかったけど。


コールスローはサラダなんだか、デザートなんだかわかんないようなすました感じが好き。特に工夫はないが品のいいベネチアングラスとかみたいな、生活必需品的な部分の希薄さが、とても僕のスタンスにしっくりきます。キャベツの切り方もケンタッキーみたいに小さく正方形に切ってくれてるやつがいい。そのへんは「オリーブ」とかに載ってる自作の宝石箱とかを見ている感じ。ほほえましくてにやにやしちゃう。好きなモノを好きなときにちゃんと食べれると、毎日がちょっとずつ輝いてくる。そういう栄養の方が繰り返しですり切れそうな僕にはとても重要です。