嘘つきと嘘が嫌い。でも魔法ならよし。これが僕のモットー。
もうちょっとだけ詳しく説明しよう。嘘って言うのはどこから嘘かって言うと、その事実とは違うことを伝えられた相手が普段信じている「リアリティ」を損ねたと感じた瞬間から嘘だわね。ばれなきゃ嘘じゃないって言うけど、二重否定から入るものじゃなくて多分そういうことのはず。
一方僕の言う「魔法」は多分構造上は「嘘」と同じ素材で出来ているんだけど、ある一定のリアリティを満たすことにひたむきなものということになるのかな。仮に「損得勘定のない嘘」とか、「ポエムなココロのある嘘」とでもしておこうか。
魔法がないデザインには魅力がない。同じ素材を使った同じ様な製品をとっても、そこに魔法を込めた人と、現実と夢の線引きとして割り切った人とでは伝わる「リアリティ」が全然違う。
アップル社の宣伝とか割とこのテーマに近いかも。「世界を変えられると信じた人が、本当に世界を変えてきた」みたいなやつ。
考えてみれば、恋をしている時っていうのは魔法の力しか信じてない時で、そのときの無敵さ加減が「リアリティ」なんだと言えば少しは伝わる?
その昔、夜の海を歩いていたら「砂浜って波が風化して出来たんだよね?」って言われて、かなり魔法だなーとうれしくなった覚えがあります。日々の魔法は僕を幸せにする。