http://movie.maeda-y.com/movie/01698.htm
この映画を見るとどこか落ち着かない気分にさせられる。生理的に受け付けないというか、演技も演出もくさくて見ていられないというものである。それは、監督の考察の浅さに原因の一つがあるのではないかと思う。この監督が出産子育てを経験したことがあるのかどうか知らないが、作品を見る限りではどうもそれらを想像メインで描いているような、表層的なものを感じてしまうのである。
人里離れなくては育てられない特殊な要素(映画の中ではオオカミ人間)を、なにがしかに例えているのかと考えてみていたが、そうした社会的な問題提起も感じられず。