荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)posted with amazlet at 11.06.22
荒木飛呂彦の漫画以外の言葉って、講演会の文字おこしぐらいしか読んだことがないので、つい買ってしまった。ホラー映画全然好きじゃないのに。これ、帯のイラストがなかったら購買意欲7割減なんじゃないかな。「ゴゴゴゴゴ‥」って書いてあるだけで、「あ!」って思うもんな。擬音で誰かわかるなんてすげー。
映画についての視点は、見てない人を基準に書いてくれていて親切だったけど、それほど新しいとも面白いとは思わなかった。ただまえがきとあとがきが異常によかった。特にあとがき。たった4ページだけどね。彼のモノづくりや生き方に対する真摯な姿勢がわかる気がした。そのために760円払ったと思ってもよかった感じ。