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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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takanabe2009-12-17



確認してみたら、登録したのは2007年4月17日だった。2008年の夏ぐらいに一瞬流行った気がして、そのときは世間的に「なんかよくわからん」みたいな空気のままいったん収束したんだけど、今年の夏ぐらいから、また急に盛り上がってきた。


僕は日記に限らず言葉を書くのが好きなので、140文字という制限を俳句みたいに捉えて、1行に圧縮した日記とかちょっとした格言みたいにつぶやいていた時期もあったんだけど、最近はもっとラフな思いつきを書く方が向いてるのかもなぁと思って、そうしている。イメージとしては会社の喫煙所かな。タバコ1本分が140文字に当たるというか。普段は会わない人もそこにはいて、その間、話したい人は話すし、聞いてる人は聞いてるし、ただ放電してる人もいたり、何本も吸って長い時間話し続ける人もいるし、仕事で重要なことをゲリラ的に決める場所だって思ってる人もいたり。


使われ方としては4種類に分類できそう。


●オンラインのメモ帳としての扱い。他者を必要としない表現、1日分をまとめるサービスを使って日記代わりにしている人もいる。「起きた」とか「食べた」とか。備忘録として使ったり。フォローする側としては、まぁ、面白くない。恋人とか家族とか親戚だったらアリなのか?


ミニブログ的な扱い。コメントが欲しいわけでも会話がしたいわけでもないけど、ある程度他者の目にさらされることをイメージした表現を連ねる人。テレビの実況なども含まれる。フォローする側としては、Twitter以外で何か接点があれば面白いかも。単純に知り合いだとか、よく行くサイトの人だ、とか。


●ゆるいチャット、コミュニケーションツールとしての扱い。時間差の会話ツールみたいに使ってる人。つぶやきの半分以上が@付だったらこれかな。ハッシュタグって言うのを使うと、なんか同じ話題のチャンネルみたいなのが作れるらしい。フォローする側としてはコミュニティが被ってる人じゃないと、ただのノイズになってしまう。


●有名人やブランドの告知システムとしての扱い。一昔前のメールマガジンみたいなもん。面白みがないけど、リアクションや文句も140文字に整理されるから、運営側は扱いやすいかも? フォローする側としてはRSSリーダー的な側面が強くなる。


プロテクト(鍵マーク)をしていない相手の場合、つぶやきを見るために相互承認を必要としないので、mixiと違って「片想い」が自然に通用する仕組みになっている。「コメント」「足あと」みたいな仕組みもないので、自分がフォローしてくれている人に発言がただ流れていくだけっていうのが、既存のサービスに比べて気軽で自然。誰にとっても「話を聞きたい人」と「伝えたい人」はイコールじゃなく、あらゆる関係って非対称だよねっていう、当たり前のことがシステムの根幹に表現されている。mixiでなにかと厄介な「マイミク申請」「マイミク外し」「足跡」「コメント」に関わる問題がほぼ一掃されてる。


僕は情報収集をGoogleリーダーに集約しているので、mixiで面倒になった「誰かの日記」と「ゆるいコミュニケーション」部分をTwitterに置き換えてるかな。有名人の発言とかは、なんか全然興味がない。読み物として面白いタイムラインを作ることにしてる。


フォロー人数って100人ぐらいまでが全体を把握できる量として僕はちょうどいい気がしてるんだけど、500人とか1000人とかフォローしている人はCMとか町の電光掲示板みたいな感覚で見てるのかなー。信号待ちのとき、たまたまそれが映ってたみたいな感じで。あー、でも時々しかファミ通買ってない、みたいなもんか?


Twitterがあまりにシンプルで真似しやすそうに見えるのか、類似サービスも増えてきた。でもそんなことより、ログインするサービスの数って少ない方がいい思うんだよね。iPhoneのアプリでも、TwitterFaceBookと連携してスコアや実績を投稿するゲームが出てきたり、mixiボイスとTwitterのタイムラインを混ぜて表示して、同時投稿できるものがあったり、メジャーなテレビ局や出版社でもTwitterと協賛して実況的な何かをしてみようっていう流れにある。誰がいろんなサービスにどんなログを残しているのかを一望できるFriendFeedなんてサービスもあって、会社をサボってブログなんか書いてたりするとバレちゃったりするかも。時代は「サービスの多様化」ではなく「連携」に向かってる。でもそういう便利を統合すればするほど、一企業に生活情報を駄々漏れっていう怖さにもつながってくるので、ま、何事もほどほどにね。