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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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NEWスーパーマリオWii(1)

6月のE3で、2009年後半以降のWiiのラインナップが発表されたとき、続編ばっかで、なんと言うか、任天堂らしい変なものがなくて、かなり落ち込んだのを覚えている。操作系がはっきりとわかりやすくなりそうな「罪と罰2」ぐらいしか期待できなかった。で、実際後半になってみて、Wii市場は去年に比べてすげー盛り下がっていて、「WiiSports Resort」「WiiFitPlus」、そしてこの「NEWスーパーマリオWii」で任天堂純正ラインナップも一段落しちゃうわけだけども、うーん。どれもゲーム人口の裾野を広げるって言う意味ではミッション通りの成績を残したのかもだけど、そこからライトゲーマーなり、ゲーマー、あるいは年に4本以上のゲームを買ってくれるお客さんになったのかって言うと、疑問が残る。出来はどれも悪くない。いい意味でも悪い意味でも卒がなくて、優等生の模範解答みたいな出来。でもそっから「うわー!次も楽しみー!」って気持ちに全然ならないのは何でなんだろう? 


あ、マリオの話だった。今回のマリオは「DS版の仕組みをベースに4人で遊べるようにしました!」っていうのが一番短くてわかりやすい説明かな。地形も割とシンプルめで、マルチプレイのジャンプゲームなので、空間をゆったり使えるようにデザインされている。ゲーム内容的にはマリオ3に近いかな。スゴロク的なマップがあって、ステージをまたいでアイテムを保持することが出来て、ミニゲームみたいな部屋があったりする。僕はマリオ3もNEWマリオDSも、あのバラエティ感というか、いろいろ詰め込みすぎてる感があんまり好きじゃないので、今回のマリオもそんなにぐっと来てない。ちなみに好きなマリオは「初代」と「64」で、その理由として、それに続くジャンプアクションゲームの指針になるようなコンセプトのむき出し感と、マリオはけして「子供っぽいかわいらしい」世界観じゃないよ?っていうのを体現してるからです。サンリオよりピクサーって言うイメージ。そんなデザイン的な意味合いではギャラクシーも3番目に好き。今回のマリオは家族向けにチューニングされているせいか、色や音楽も含めて小学校2年生ぐらいに向けたデザインセンスって感じ。


パワーアップ演出の間、キャラクターの動きが全員止まる。これを気にしている人が多かったみたいだけど、僕は気にならなかったなー。リモコンからパワーアップの音とかが出るのもちょっとかわいいプロペラマリオで空を飛ぶときリモコンの加速度を使うのは納得感があったけど、物を持ち上げるときまで、1ボタン+加速度っていうはぜんぜん納得できない。ゼルダで回転切りがヌンチャクの加速度だったとき以来の、意味不明さです。


細かいところではクラシックコントローラに対応してない。リモコン横持ちは、力むゲームにはちょっと手が痛い場合とかあると思うので、クラシックコントローラ対応も考えて欲しかった。操作の中で加速度と傾きも見てるから、いろいろ無理なんだろうけどね。そういう操作をボタンに置き換えたら破綻するのかなー。でも「WiiSpors Resort」でつけた「WiiMotionPlus」をマリオのためにつけたり外したりするのとか、ちょっと面倒だったなー。気軽に遊びたいゲームだからこそ、余計そう思った。