ぼくらの Vol.3posted with amazlet at 08.07.14
ぼくらの Vol.4posted with amazlet at 08.07.14
ぼくらの Vol.5posted with amazlet at 08.07.14
15話まで見た。序盤はそれぞれが抱える背景のほうに重きを置いていて、死に対する覚悟や姿勢の違いを見せる。だけど、その事情事情にめいっぱい感情移入させてから、今度は絶対的な正義なんてないのだと、拠り所にしていた大義名分を「脆弱なものだ」と翻す。そこで主人公たちは明確な決意を迫られる。『自分のために』戦うのだと。『自分が信じられるもの』『自分が守りたいもの』のために戦うのだと。そのために同じ重みのある別の可能性を排除し続けなければならないのだと。でもそのあり得たかも知れない別の可能性を、明確に排除するところに、命が生きる意志と強さそのものがある。