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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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ゼルダの伝説 夢幻の砂時計(1)

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計
任天堂 (2007-06-23)
売り上げランキング: 266

DSで出たゼルダの最新作。タッチペン一本だけで全部のアクションをさせちゃう。つまりは直接操作じゃないゼルダだ。あるボタンは全部使ってもまだ足りないと思えるシリーズだったので、これはもう別ジャンルの新ゲームとも言えるんだけども、今のところ、ゼルダっぽさは損なわれてないからすごい。でも僕は手が大きいほうなので、画面の左側をペンで指すときには、画面のほとんどが自分の手で見えなくなったりしちゃう。どうしようもないんだけど、ちょっともどかしい。遠隔操縦であるところはマップにも工夫がされていて、壁と壁が合わさる直角の部分には必ず45度の斜め部分があって、リンクが引っかかりにくくしてある。敵の動きの難易度も、直接操作でやっつける感覚とは異なり、ペンでタッチするタイミングで取ってある。今は2つめの島で最初のダンジョン。操作に慣れていないせいか、何度も死んじゃってる。PCだとマウスだけでできるアクションゲームやアドベンチャーゲームって少なくないんだけど、ペン一本で出来るアクションアドベンチャーって言うところに、任天堂が自らガイドラインを引こうとしている本気感はすごくいいなと思うし、実際今までのゼルダに興味がなかった人たちにもかなり刺さってるみたいだから、商品の外側レベルでは大成功かなという気がする。64の終わりごろだったか、宮本茂が、ある特定のジャンルが「〜であるべき」とか「〜じゃないものは○○とは言えない」とかって言い出したら、それは衰退していく前兆で、そういう事態は避けないといけない、みたいなことを言っていたのを記憶している。そういう意味においてゼルダってシリーズを重ねるごとにそのジレンマに陥っていた悪い例だったと思うんだけど、DSのこのゼルダはいい意味でそこがリセットされてる感があって、まだまだ課題として残ってる部分はあるんだろうけど、それを新タイトルじゃなくて「ゼルダ」でやったっていうところを応援したい気分でいっぱいです。