新しく何かが流行ったときに、それを取り入れるべきか計る尺度が僕の中に４つあって、それは「依存、過剰、自然じゃない、自己満足」かどうか。そこに当てはまったものは基本的に疑って掛かる。
●依存
ダイエット食品、サプリ、美容化粧品なんかにありがちな、毎日続けないと効果が切れると言う麻薬的な性質を持つもの。辞め時が分からないものは、多少の効果があってもやばい。ジムや整体も実際はそうかな。現状維持をするための詭弁にも使われがち。
●過剰
ある効果の一部分だけを強調して、過剰摂取を促すもの。ある作用には必ず反作用があるので、非常時以外にそういうものを摂取しないほうがいい。レモン100個分のビタミンとか、痛みだけを取る薬とか。楽していい結果だけを得ようとしているものは何かを隠してる。
●自然じゃない
自然の摂理に逆らっていると言うか、フツーの生活をしていたら起こりえないことを謳っているもの。食事の中の脂分を包み込んで体外に排出する薬とか。フツーに生活してたら飲むはずがない海洋深層水とか。紫外線を弾くクリームとか。
●自己満足
やらないより少しでもやったほうがいい、すべては積み重ね。みたいな、気分だけで成り立っていて、具体的な成果より、隠されたデメリット（コスト）のほうがずっと多いもの。リサイクル、省エネ、エコ全般。アイドリングストップとか、ペットボトル回収とか。
まとめると、生活のルーチン自体を変えずに得られるものは大したもんじゃないか、あるいは、どこかに負債を背負い続けるはめになる。これって人を見るときにも適応してる。ダメな人って変なものにすごく寄りかかってる場合が多い。（でも才能はダメな人に宿ることが多いので厄介だよな）
ビリーズ・ブートキャンプがすげーなーと思えるのは、「約束どおり一定期間ちゃんとトレーニングをすれば誰でもそれなりの効果が出る」という当たり前のことを真正面から言っているところです。正論を楽しく伝えるってすごいレベル高い。
