昨日はスーパーカー解散ライブから一年経った日だった。1年の間に僕にはたくさんの出来事があったけど、スーパーカーのメンバーは音楽的なアウトプットと言う意味ではあんま進展がなかったね。スーパーカー名義の新曲がもう出ないことを、どんな風に感じるだろうかと思っていたけども、僕の生活は音楽だけじゃないし、今まで曲が聴けなくなるわけでもないので、別に大丈夫でした。恋人と別れたりするのとは根本的にわけが違うと言うか。（当たり前）
雨がすごい降っていて、昼過ぎにカナの友達のトモさんがやってきた。ケーキや子供の服やおもちゃなどたくさんお土産を持ってきてくれた。独身なのに子供の抱き方が手馴れていて、抱かれた子供が安心した顔をしていた。メレンゲが好きだと言っていた。分かってる女はやっぱ違う。
その後、親戚の女の子の結婚式があって青山に。おじいちゃんに「子供が生まれたんだって！？ おめでとう！」と言われた。持ってきた写真を見せると、うれしそうに笑った。曾じいちゃんだもんなぁ。すげ。
式はなかなか変わっていて、式の最中になんか黒人が一人でゴスペルを歌っていたり、神父がえれえ早口で流暢な日本語をしゃべったり、披露宴では新郎新婦がお菓子を配って歩いたり、料理が中華だったり、夜空に風船を飛ばしたりした。二人は5月に沖縄に移住して、美容室をオープンさせるらしい。前日に店長に昇格した金子に髪を切ってもらいながら「沖縄っすかー、厳しいかもですね、物価安いし」とか言われたので、やや不安も残るところだけど「でも、店を広げていくつもりとかじゃなければ、生活はできるかもですね」とかなりリアルな意見ももらったので、なるほどなぁとも思った。母が隣の席で「結婚式なつかしいでしょ」と僕に聞いた。1年半ほど前のことだけど案外過去になってなくて、すべての出来事を手に取るように思い出せる気がした。若い二人は笑顔や涙でいっぱいで、それを見守る両親の温かなでも寂しげなまなざしが印象的で、あー、うちの子もいつかは結婚すんのかしらねーと思うと、あっという間に自分が年を取りそうな気がした。
