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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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映画「笑の大学」「松尾スズキの頭ン中」「ターミナル」「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」「Shall We Dance?」「海猫」「スウィングガールズ」

takanabe2005-05-27



暇に任せてだだだーっとDVDを消化。覚え書き程度ですが。あんまり当たりがなかった。


笑の大学」 65点
 いろいろがんばってるけど稲垣吾郎がどうしても脚本家(物書き)に見えない点、あと役所広司の熱の入り方が空回りっぽい感じ(共演者の問題?)がなんかどうも。舞台のほうが2倍は面白かったかな。


松尾スズキの頭ン中」 75点
 面白かった。あぁいう冷めた目でヒゲ面で声がエロい業界人ってなんかずるい(うらやましい)。金原ひとみ蛇にピアス)との対談とか、もうエロ過ぎてひゃー!ってなった。


「ターミナル」 30点
 主人公の言葉が通じないっていう表現がまるで知恵遅れみたいに描かれていて興醒め。なんでアメリカに来たのか説明が終盤まで語られないので「空港に閉じ込められてすごく困っている、どうしても空港から出たい」っていう気持ちになれない。そのせいか、ロマンスっぽい部分担当のヒロインのスチュワーデスの存在が宙ぶらりんでいらない気がする。


レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」 40点
 飛行機で見た。主人公の少年少女がすごいかわいいぐらいで、話はつまらなかった。多分文章で読んだほうが面白いシーンばっかだった気がする。少年がひらめいたときに本棚から本がすっすって出てくる演出が気に入った。


Shall We Dance?」 80点
 飛行機で見た。ハリウッド版。最初の30分は舞台をアメリカに移したせいで生じたいろんな違和感があったけど、中盤からはそれぞれの役者のキャラが立ってきて、最後まで楽しく見れた。役所広司=リチャードギアってのはかなり正確なトランスレートって気がする。草刈民代=ジェニファーロペスってのは最初疑問だったけど、タンゴやジルバを色っぽく見せたいという意図からするとなるほどなぁ、とうならされました。彼女の顔に落ちる陰影がすごく豊かで、よくある映画の手書き看板みたい(好みではないけど)綺麗だなと思った。ラストの「妻を立てる」まとめ方はアメリカって言うとなるほどこうなるのかって、膝を打ちました。いろんな勉強になった。


「海猫」 20点
 登場人物がそれぞれどういう気持ちで行動しているのかまったくつかめない。だから誰にも共感できないまま、ぶつ切りのようにシーンが流れていく。ドキュメンタリー風に無駄に揺れるカメラワークも意図が分からなくて気持ち悪かった。結局誰一人も幸せになってないし、ただの兄弟どんぶりの話って気もする。伊藤美咲の濡れ場は編集の段階でほとんどすべてカットされたと聞いたけど、このクオリティだったら事務所がそれを断行したのは大正解だったかも。あと僕はいわゆる美人が嫌いだと思っていたけど、素顔メイクの美人はかなり好きだということが分かった。割烹着姿の伊藤美咲はすごいかわいい。


スウィングガールズ」 80点
 最初の20分はパターン化された展開だったので退屈だったけど、そこから少しずつパターンをずらしていく作りがなんかよかった。小ネタとして「メキシカンフライヤー」を演奏する布石として、妹が家で「スペースチャンネル5パート2」をプレイしているのがちょっと泣ける。メガネっ子がペットボトルを吸いつぶすシーンがかわいい。あと白石美帆嫌いな僕としては、あの先生の役柄は想像する性格に近くてナイス!と思った。ほんのちょっと残念なのは「ウォーターボーイズ」と違って、最後の見せ場(演奏シーン)にサプライズがないことかな。男がシンクロするのは見たことないけど、ジャズはただの演奏会だもんね。