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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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小さい町

takanabe2004-10-12



世田谷のおばあちゃんちにあいさつに行ってきた。8年ぶりぐらい? 二人とも80近いのかな? 越えてるかも。おじいちゃんは耳が遠くなって、腰が曲がって、ボケキャラに磨きが掛かっていたけど、内臓は健康で、僕と同じぐらいの量のお寿司をもりもり食べて、庭からもぎった柿も食べて(どうやって取ったんだ?)、買ってきたお土産の和菓子も食べて、ぜんぜん元気だった。でもやっぱ記憶とかはどんどんつながりが弱くなってるらしくて、3時間ぐらいしか話してないのに、おんなじ話題が3回ずつループしてた。戦争の話とかね、嫁入りの話とか、おじいちゃんのモーニングは黒だとちょっとかしこまりすぎて似合わないだとか、子供たちに寿司を出すと喜ぶ話とか。子供の頃作ってもらってうれしかった鶏肉とチーズのホイル焼きの作り方を教えてもらおうとしたら、さっぱり記憶にないそうだ。


おばあちゃんは結婚式でありがたい詩吟を詠みたいと言い出し、それはうれしいけど、お客さんはみんな引くだろうなーと思ったりした。アカペラだから突っ込みようもないというか、どこが終わりかもよくわかんない。せっかくの意味もほぼ漢文だから聞いてるだけじゃわかんないしね。


おばあちゃんたちは僕が小学校中学校時代を過ごした町に住んでいるので、そのスケール感の違いに改めてびびる。僕がでかくなっただけなんだけど。町が小さく見えた。そんで、なんか湿ってて暗い町だなとも思った。8時ぐらいで大半の店が閉まってたし。おばあちゃんたちは夕方5時に晩飯を取り、8時に眠るらしい。帰り道、なんとなく同級生にすれ違わないかわくわくしてたけど、そういうミラクルは起きなかった。ちょっと残念。