アニメ「北斗の拳」を見直している。今、牙一族。連載と平行でアニメ放映だったせいか、ドラゴンボールみたいに、時間稼ぎっぽい変なエピソードが結構多かった。機関車に大砲がついてるだけなのに「南斗○○大砲！」とかゆっちゃう。南斗は関係ないだろ、どう見ても。色味は当時の記憶よりかなり鮮明で悪くない感じ。再放送しても案外いけそう。ただ今の倫理観ではこれを夕飯時に放映するのはありえないだろうなと思った。一応ケンシロウは正義側の設定・演出で悪を懲らしめるために拳法を使うんだけど、「一歩でも動いたらお前はボン！だ」とかゆって快楽殺人にしか思えないシーンとか結構多いのな。フツーの悪役に比べてケタ違いの強さのくせに、殺し方まで超残酷。ただのいじめっ子じゃんって気もするのだった。
ところで「マトリックスリローデッド」があまりにつまらなかった僕は、「マトリックス」もホントは思い出が美化しちゃってるだけなのかも、もともと期待してなかったから１作目は面白く感じただけかも、と思って、わざわざ見直したんだけど、これがあなた！ すんげえ面白かったよ。僕にとってマトリックスはSFでもアクションでもなく、語り口の映画として傑作だったんだなぁと思った。ほんの数秒先のドキドキを紡ぐための台詞やしぐさの導き方がもう感動的。思わず時間を忘れて見入ってしまったよ。
GC「ギフトピア」をまもなくクリアしそうになっていたカナは、ねぼけてファイルを消してしまい、そのまま泣き寝入り。「もう2度とやるもんか」と怒ってます。自分で消したのに。
任天堂がゲームキューブがまだ3年目だって言うのに次世代機の開発が進んでいる、みたいな変なこというから、また僕の中で株が下がった。ドリームキャストも64もそうだけど、なんか勝手に「終わった」ような事を言って、先にソフトを作らないのはまだいいとしても、今ある市場を無意味に下火にするのはやめて欲しいと思う。在庫を抱えた小売店にも、今まで市場を支えたユーザーにもすごい失礼。飽きたからって恋人を次々に変えていく人みたい。もうたぶんフツーの人は今以上ゲーム機を買い換えたいと思えないんじゃないかなぁ。
ってなことばかり言ってても仕方ないので、じゃあ逆にどんなハードになったら、新しいのを買ってもいいかってことを考えました。僕の考えた、ステキニューハードはこんな感じ。
次世代携帯機がむしろ本体で、次世代据え置き機は単独では何も出来ないハブのような存在。据え置き機＋携帯機のフルセットと、バラでの売り方がある。
携帯機は2万円以下で、モニターと振動とディスクドライブがついている。充電を兼ねたコネクターで据え置き機の有線コントローラになる。書き込み領域がかなりの量あって、据え置き機を通してネットからダウンロードしたデータのみでスーパーファミコンレベルまでは遊べちゃう。
携帯機なのにディスクドライブっていうのは、ゲームキューブのソフトをそのまま互換させるため。だから今のキューブのソフトを買いなおさなくても外に持ち出せる。新しい規格のソフトも、今までみたいにキューブ用、アドバンス用ってわざわざ2種類のフォーマットで買わなくても、同じソフトで家でも外でも同時に遊べちゃう。例えばドラマを見たい兄弟とテレビの取り合いにならなくて済む。ボタンの数は現行のアドバンスといっしょがいいけど、ゲームキューブ互換なのでゲームキューブの数にそろえます。
据え置き機は単品で5000円ぐらい。4つのポートがついていて、携帯機を繋ぐことができる。パーティーゲームのサーバーみたいな役割。ネットに繋がるようにもなってる。4人の画面に加工してテレビに表示することができる。ソフトを挿すような場所はなくて、携帯機から読み出したデータをRAMにおいてサーブする。レースゲームの新コースなどはここを通じてネットからダウンロードする。
つまり携帯機を主軸にすることで、今のゲームキューブとアドバンスでやろうとして、あんまりうまく行ってない「コネクティビティ」戦略を、もうハードのあり方の根底として変えちゃったらどうよってことです。
