アクセス解析を眺めると毎日「ラヴフール」や「lovefool」で検索してくる人が数人います。それはつまりカーディガンズの曲のことを調べたい人がほとんどだと思ってました。映画の「ロミオとジュリエット」の主題歌だったりして有名だしね。むちゃくちゃいい曲だとは思わないけど、それなりにキュートな曲です。調べたい人もいるでしょう。あるいは自分のこれからのサイト名を「ラヴフール」にしようと思いついて、世界にどれだけ「ラヴフール」を冠したサイトがあるのか調べてる人もいるかもしれません。あるいはもう解散しちゃったらしいけど京都のインディーズバンド「lovefool」の消息を知りたいとかね。でも最近、明らかにそうじゃない人たちも少しずつ増えてきました。
「ラヴフール たかなべ」
という検索ワードで飛んで来る人がいるじゃありませんか。名指しすぎ。逃げ場ねー。1度や2度なら、アドレスを忘れた僕の同級生かも知れない。でもだんだん増えてきたんだよね。一ヶ月に5回ぐらい？ こえー。僕がかわいくて14歳ぐらいで写真とスリーサイズを公開しているアイドル志望の放課後のバトンの練習に余念がない女の子だったりしたらもう即刻サイト閉鎖です。（細部はあまり気にしない方向で）
最近、仕事のきっかけでもできないかなーと思って参加する業界系飲み会でも、お手製の名刺を配ると、特にサイトのことなんか口にしていないのに「あ、このデザイン、見たことあります！」とか、フツーに言われてびびります。あてずっぽうならまだしも「あの、フレームで区切ってあって‥ 下がニュースっぽいページじゃないですか？」みたいな、心霊捜査官のような口ぶりだったりするのがまた驚愕です。返事に困ります。ついでに家相も見てもらいたいぐらいです。どうせなら金運をお願い。ドクターコパは勘弁してくれ。
で、そういう話を聞いて、「ははーん、自分のサイトが割と有名になってきたよっていう自慢ね？」って思うでしょう？ 違うの。全然違う。アクセス数は1年前のほうが倍ぐらい多かったりして。今は日に80ぐらいに落ち着いてますかね。更新しなくても変わんない。更新しても特にがんばってない、大したことを書いてない今はそれぐらいが居心地がいい感じ。50だと少ない。100だとやや多いかちょとうれしい感じ。でも大幅にそれを超えるのはやばい。何がやばいって発想がやばくなってくる。200を超えたときは、お金をもらっているわけでもないのに生活がweb中心に大きくシフトしそうですげえ怖かったもん。何を見ても発想がサイト更新に繋がる。トラブルのたびにあ、ネタみっけ、ラッキーとか思ってる自分にびびる。勝手な強迫観念だけども。
要するに客は減っているのに指名率は上がっているってことですよ。それがいいことなのか悪いことなのか、お客さんからのフィードバックがない今は知る由もないですけど。（また好意的かどうかもわからないけど）。なんだか不思議な感じがするんだよね。特に僕が自分の仕事用メモとして活用して、みなさんにそのおすそ分けをしているトップのニュースリンクも、僕自身は何にも創作してないのに、時流に向かって毎日言葉を吐いてるだけで終わってる。なんかそれって「おもてなし」としてはどうなの？アリなの？とか思うときもあるわけです。何も残らない、いや何かを残すことだけが目的じゃないんだけど、もうちょっとお茶とかお菓子とか出したいかな。ザーッと通り過ぎる部分もあっていいけど、どこかで滞留して欲しい感じ？ もう少しラヴフール独自の色や匂いが欲しい感じ？ 多分、日記しかなかったのに200アクセスあった時っていうのは、その色や匂いが今よりはっきりしていたんだろうなって思う。今は無味無臭風味。無味無臭とか無印良品とかけっこう好きだけどね。五里霧中。
直接関係ないけど、お話とかまた書いてみようか（Yahoo!に登録されているままの過去のサイトだとたくさんの自作小説がメインコンテンツだったんだよねぇ、毎日数人がその小説に向かってラヴフールに飛んできてくれてる）。なんならエロ小説とか書いてみたい気になってきた。今のラヴフールには、その名前に対してロマンチックが足りない気がする。数年ぶりに書くお話がどんなものになるのか、そんなものを恥ずかしげもなく載せることができるのかわかんないけど、目標としてはけいちの文体や雰囲気（エロ爽やか）を真似る予定で。やー、負けないよ。
