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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

水曜日

takanabe2002-05-30



朝、引き取ってもらう予定のテレビを玄関に出して、会社に向かう途中、廃品回収の車が走っていた。拡声器から流れるテープが言うには「いらなくなったテレビは映らなくてもただで引き取ります」とのこと。立ち止まって車まで走っていこうとしたけど、すでにビッグカメラに払ったお金をすんなり返してくれるはずもなく、結局あきらめてしまった。もったいない。ゲームが一本買えたのにね。会社で昔の漫画「サンクチュアリ」を読んでいる。すごいハンサムなやくざとやっぱりハンサムな若い政治家が活躍してダメな日本を変えようとする漫画だ。原作は史村翔で、実は「北斗の拳」の原作者、武論尊と同一人物だ。だからって言うわけじゃないけど、ダイナミックで大味な痛快ストーリーになっている。池上遼一の繊細な絵じゃないと、説得力として成立しなさそうな無理のある展開が続く。コミックス1冊に対して必ず2回以上美女の濡れ場が出てくる。でも悪い気はしない。ドラマが必ず高尚、崇高である必要はないわけで、知識や提案よりもむしろ連載漫画としてのテンポやカタルシスを優先しているこの作品のつくりは、「んなわけないじゃんよー」っていう突っ込みや笑いを超えて、なんだかすがすがしかったりもする。小難しい設定のが多い割に結局何にも伝えていない最近の映画とかに比べたら、ずっといいなと思ったのでした。確か、キックボードが流行った頃と同時期に、ローラースケートが埋め込まれたスニーカーというのがちょっとだけ輸入されていた。まぁ、僕の周りでは実際買った人はいなかったんだけど、ここ1週間で、3人もそれを履いている人を見た。流行ってるんだろうか。駅の構内やレストランやデパートの中で、子供や女性やオトナがツーって滑ったと思うと、とたたたたたって走り始めたりして、なんだか忍者や特殊部隊みたいでいい感じ。それを履いてどこに急ぐのかも気になります。キックボードはすぐに廃れちゃったけど、僕はああいう生活の中でも「なくたっていいじゃん」ってものが大好きです。だって余裕ややさしさってそういうところから生まれる気がするもん。豚の形をした計量カップや、ブラジャーやパンツの細かいレース模様とか、つま先だけでかかとがないサンダルとか、どんぐりリモコンのついたジブリの木目調DVDプレイヤーとかさ、機能的には「別になくたっていい」けど、「あった方が生活が楽しい」じゃん。ここ数年ゲームソフト作りに携わってるのはそういう気持ちの表れでもあるんです。ローラースケートのスニーカー、買おっかなぁ。(今年で30歳です)。家に帰ったらテレビが届いていた。一人じゃ動かせないほど重かった。配送の兄ちゃん、よく2階まで運んでこれたなぁ。さっそく配線してみる。なんか音が変だ。正面からじゃなくて横から出ている感じ。吹き替えみたいで違和感がある。色は納得がいくまでこまかく調整したものの、音のバランスは左右オンリーしかなくて、前後の位相はいじれなかった。がっくり。でも「ゲームサラウンド」というモードでRezをやったらやばかった! 新しいゲーム機を買ったぐらいの迫力がありましたよ。聞こえていない音ってこんなにあったのか! レイヤーチェンジのときの空間感とかやばすぎ! ぜひうちで体験してもらいたいと思います。新しいRezに会えることでしょう。買ってよかった。