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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

『@Fケータイ応援団』


ゲーム50本というのをやってみた。F503i用専用サイトで、無料で50本のゲームが遊べる。以下は感想文。


ゲームとしては、操作性の悪さや、反応の悪さ、根本的なシステムのしょぼさなどが目に付くものの、やはり50本というバリエーション(そのうち何本かは見た目を抜きにすると重複しているゲーム内容も多い)が、お得感がぐっとある。駄菓子の詰め合わせパックを買っているようなそういう面白さが、50という数字の中にある。ポケットステーションの『ポケットムームー』がそうであったように、1本、あるいは数本では満足できないものも、50というボリュームの中できらめいて見える。

絵面もまたいい。web上や雑誌なんかで静止画で表示されている緻密で思わせぶりな絵が実際ゲーム性とはあまり無関係であっても「あ、やってみたいかも」と思わせるのに充分な力を持っている。これはゲーム会社がクラシックゲームをいくら上手に移植しても、見た目で負けてしまって、プログラムや操作性、ゲーム性の出来の善し悪し以前に手にとってもらえない可能性もある。


ただ、それはスタンドアローンミニゲームに限っての話し。携帯ゲーム機になくて、電話にある通信機能や、マイク(とスピーカー)、赤外線通信(受信)、バイブレーション機能を用いた「ミニゲーム」じゃない面白さの提供はまだいくつかできそう。ゲーム内容のクオリティで勝負するんじゃなく、競合しない違うジャンルを探す。


テキストベースの502iまでの世代でも、例えば「出会い」や「会話」をキーにして(下心演出とも言いますが)、パケット代に何万も払ってもらえるサイトを作れた。コミュニケーションを軸にした新しい遊びの形の提案が早急に求められているし、やらなきゃいけないことだなと痛感した。