1999-03-10 恋は夕暮れ。 diary 夕暮れを探しに車に飛び乗った。通せんぼにもめげなかった。歩道橋の上から見下ろす息も絶え絶えの夕暮れ。混じり合わない温度と色の狭間で、同じ色のシャツをなくした10代の僕がいた。いつまでも握った手を放さなかった。悲しみの半分を吸い取ってあげたかった。あの日手に入れたかった無限の彼方は、ちょっと離れた空の下でお互いの笑顔を見ることなく手に入れた。でもね、ありがと。すべては君のおかげだと今では思います。