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コミック「ありがとう」yum

1月もすでに終盤ですが、あけましておめでとうございます。ニコニコ漫画やpixivでも活躍中のyumさん初の単行本コミック「ありがとう」を紹介します。

ありがとう
ありがとう
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yum
飛鳥新社
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yumさんはニコニコ漫画で「ポロロッコと小さな恋のはなし」を連載している作家です。手触り感のある画風と、ほんわか切ない展開で恋愛や気持ちのすれ違いを描くのがとても上手です。


「ありがとう」は初の単行本でありながら、いきなりの描きおろしでフルカラー作品と挑戦的です。オムニバス形式を取っており、学生やおっさんやOLなどの様々な立場の人達の様々な「ありがとう」を描いています。


誰にでも思い当たるような、誰にとっても他人事でない7つの「ありがとう」は、誰にでも分かる言葉と絵と展開で描かれ、激しく派手に何かを揺さぶると言うよりは、忙殺されている毎日で見逃していた小さくも大事な気持ちを静かに思い出させてくれます。一気に7つを読んでしまうよりは、1日ごとに気になる話を1つずつ読んで、余韻にひたる時間を大事にするような読書スタイルがおすすめかも知れません。


神経が細かいところまで行き届いた繊細であたたかな装丁デザインも、電子書籍元年の昨今で紙の書籍の存在感と魅力を強く思い出させますね。そばにおいておきたくなること間違いなしです。それはそれとして電子書籍版もあるといいなと思いますけどね。


そしてニコニコ漫画にて絶賛連載中の「ポロロッコと小さな恋のはなし」についても、春に向けて単行本化が着々と進んでますので、こちらも忘れずにお待ちください!



幼稚園に入るか少し前くらいに母親の姿見に映る自分の姿を見てものすごい衝撃を受けたという記憶について話してくれた事があります。彼は、その時点までは自分自身は肉体を有する一個の人間だという自覚がなく、ただ回りの世界やその中で暮らす人々を眺める純粋な視点として自分を認識していたそうです。 そして、そのとき鏡の中に自分の姿を初めて認めて、「自分もこのような肉体を持った、みんなと同じ人間なのだ。」という事に気がつき、世界がひっくり返るような衝撃を受けたというのです。

http://kuenishi.tumblr.com/post/41949331348

AKBの峯岸みなみさんの件、「ルールを破ったのだからしょうがない」という趣旨のファンの女子高校生の感想をみつけた。他のメンバーたちも峯岸さんを温かく受け入れている。それらが美しい行為として、子どもたちに共有され、その価値観が強固なものになっていく。そのことこそが恐ろしいと思う。

https://twitter.com/magazine_posse/status/297036507905138689

義務教育時代に、母がつくってくれたお弁当がどんなものでも「美味しいよ」「ありがとう」といっていた私のお弁当は最終的にご飯+昆布になり、「これは嫌」「あれがほしい」といっていた妹のお弁当はいつも豪華だったので、道徳よりもゴネ得、見ている相手に意思表示を学びました。

https://twitter.com/h_misak/status/293546392683675648