lovefool

たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

WiiFit(2)

Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)
任天堂 (2007-12-01)
売り上げランキング: 485

WiiFitで気になることはまだいくつかある。


Wiiバランスボードを模したキャラクター「ウィーボくん」がメニューをナビゲートしてくれるんだけど、あいつ、「乗ってください」とかロボット声で言った後、その指示に従って乗ると「あっ!」とか「うっ!」とか言うんだよね。これってギャグのつもりなんだろうけど、家族みんなで楽しんで欲しいコンテンツの入り口で、乗る以外の選択肢がない状態で、そのセクシャルなボイスが発せられることが「面白い」と思ってまかり通ってる開発の温度がすごい嫌だなぁって思った。


バランス判定を軸にいろんなメニューが構成されているんだけど、バランス判定中に「足元がふらついてますよ?」って言われると、つい無意識に息を止めてしまうことだ。無酸素運動になってしまうのも根本的なところで気になる。


ヨガでは画面に円を表示して、水色の円が小さくなっていくときに「息を吸う」、大きくなっていくときに「息を吐く」という指示が出る。これは好みなのかもしれないけど、僕の感覚では逆。肺をイメージしてしまうので吸い込んだときに大きくなって欲しいんだよな。ヨガは特に呼吸が大事なはずなので毎回毎回混乱する。


あと、基本的に体重計なので、その上でジャンプすること自体想定外なんだろうけど、ゲーム内ではジャンプという扱いで、でも実際の操作はジャンプすると警告画面が出てNGっていうのがもう歯がゆくて仕方ない。膝をピーンと伸ばしてジャンプしたことにさせようとする。でもゲームにのめりこんでる時はどうしてもジャンプしたくなる。ジャンプしたらいけない機器の上に乗っているんだったら、ジャンプしたくなるような内容のものは入れないほうがいいと思う。


メニュー操作にはリモコンを使う。でも各メニュー実践中のトレーナーはリモコンを持っていない姿だ。リモコンを置いてトレーニングするのか、持ったままでいいのか、イマイチ分からないし、バランスボードの周りはトレーニングのために大きくスペースをとっているはずなので、ひょいとリモコンを置く場所もない。上半身の動き(厳密には持ったほうの手の動き)をリモコンで感知できるんだから、トレーナーにリモコンを持たせて欲しかったと思う。身長も入力しているんだから、上半身込みのトレーニングの方がより精度が上がるはず。


ジョギングが楽しい。これはリモコンをポケットに入れて、その場で走っている真似をすると、画面の中の景色が進んで、ジョギングしている感覚になるというもの。まったくバランスボードを使わない。せっかくリモコンを標準装備しているんだから、リモコンを使った上半身の運動メニューもいくつか入れておいて欲しかった。


そんなわけでWiiFitは野心的だけど、いろいろ惜しい感じがぬぐえない、そんな印象です。