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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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WiiFit(1)

Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)
任天堂 (2007-12-01)
売り上げランキング: 485

近所のファミコン屋は任天堂の息が掛かってないので、入荷数が若干数の為予約すら受け付けてもらえず、息が掛かったほうに声を掛けて何とか入手。周辺機器込みで8800円という額がびっくりなほど、Wiiバランスボードの質感が医療器具のようにしっかりしていて感動。これ単体で無線通信できちゃうとかちょっとバブリー過ぎて鼻血もの。もちろん任天堂の製品では当たり前の電池も同梱。


メニューは4つに分かれていて、「ヨガ」「有酸素運動」「筋トレ」「バランスゲーム」。最初は各メニュー内でそれぞれ4つずつぐらいしか選べないけど、トレーニングを進めると増えていく仕掛け。


フィットネスおもちゃと言っても、まぁ、ゲームだし、と思って、「バランスゲーム」から始めたら1発ネタ過ぎて案外面白くなくて、期待してなかった「ヨガ」「有酸素運動」がどっちかと言うと「ゲーム」だと感じた。


この場合の「ゲーム」って言うのは、「しゃべる!DSお料理ナビ」に従って、料理を作る体験がゲームと呼べる場合の「ゲーム」だけど、Wiiバランスボードの上にわざわざ乗っかって、いろいろ言われながら、コンピューターの言うがままになっている自分ってのが、もうかなりおかしい。運動になってるかどうかは50%ぐらいどうでも良くて、残りの50%以上は「この板の上で言うことを聞くと起こる体を通じた画面上の不思議な体験」っていうのを期待してる。


これを実生活のジムや料理教室と比べると、主と従が入れ替わっているのが分かる。ゲームの場合、しょぼいロボットに付き合ってあげている自分が主になるから。付き合ってあげる=ロールプレイ(役割を演じる)、って発想。残念なのはメニューが主体的に選ぶものばかりで、今日のオススメメニューみたいなのがないこと。消費したいカロリーを入力すると、バランスよく項目を並べてくれる機能がどうしても欲しかったな。


Wiiチャンネルは、ゲーマーじゃないゲーム初心者に毎日、浅く広く遊んでもらいたいはずのライトなものが多いのに、無線LAN環境がないとだめっていう矛盾を抱えていて、でもWiiFitはその環境がなくても、とりあえず毎日Wiiに電源を入れるための理由を一個増やした。家族でお互いの体重の軌跡を比べたりする状況がどれくらいあるのか分からないけど、夫婦とかだったらありなのかな。親を巻き込んでいく感じじゃないと学生や一人暮らし単体では売れない気がする。


設置面積は小さいんだけど、6畳間の僕の部屋だと、例えば腕立て伏せとかはもうメニューを見た時点で「無理」で、なんかそういう部屋というハード面で無理な遊びが割といくつもあるのは、仕方がないけど残念で損した気分だった。


ゲームの持ついい側面として、下らなく単調なことを、楽しく見せるっていう機能があるけど、WiiFitは、一人でやると退屈でしんどい基礎的な運動を、楽しく感じることが出来るので、フィットネスって言うより、楽しいリハビリ器具みたいなイメージです。今のところ。