カナのネット友達(?)の音無さん(http://baranoie.2y.net/)に初めて会いに行く。音無さんは僕と同い年で多摩美出身だそうだ。キャンパスで知らぬ間に通り過ぎたりしてたんだろうなぁ。音無さんには遥くんという6才の男の子がいて、自転車で駅まで迎えに来てくれていた。遥くんは眼が強くて引き込まれそうないい顔だった。お昼を食べた後だったので、お茶でも飲みましょうかという話しだったのに、遥くんがどうしても回転寿司が食べたいと言い出して、みんなで食べることになった。遥くんはサッカー少年で、自転車のかごにはサッカーボール、シャツは洗剤のCMかよってくらいにもう泥だらけ。靴を脱いでカウンター席に正座。目をキラキラさせて、ネギトロの皿を手に取り「これ、ワサビ抜きですかー!?」って威勢のいい声。でもネギトロのネギは好きじゃないらしく、よけて食べていた。トロじゃん。靴下の裏に大きな穴が空いていて、指でくすぐったら、ゲラゲラ笑って仲良くなった。おでこ同士をぴったりつけてイヒヒヒヒと笑い合った。寿司屋を出たところでけいちに合流。一緒に一橋大学のグラウンドに行くことになった。途中、寿司屋でもらった飴をなめたり、たこ焼き屋でラムネだけを買ったり、肩車をねだられたり、ケーキを買ったりして、グラウンドに到着。呆れるくらいのすがすがしい天気で、なんだか仮想家族みたいだ。缶蹴りや、肩車、サッカーや、ラクロスでグラウンド中を駆け回って夕暮れを迎える。僕らは全員へとへとなのに(ここ数年間で一番のがんばり)、遥くんの電池は全然切れる様子がなく、非凡なスタミナに唖然とする。
「いつもこんなに元気なんですか?」
「えぇ」
「子供ってふつうこうでしたっけ?」
「いえ、この子は特別だと思います。幼稚園でも一番元気な子って言われてたぐらいだし」
そんな遥くんは毎日、夜の9時にはぐっすり寝てしまうらしい。深夜まで起きている子供が多い最近では珍しくど真ん中に子供らしい子供と言える。
夕飯を食べる場所ではるなエレガントさん(http://welcome.to/haruna-e/)と初顔合わせ。途中遥くんが転んで膝をすりむいた。怪物くんかってくらいでかい声でわんわん泣いた。けいちがティッシュを口でしめらせて傷口を拭いてあげていた。はるなさんは歯科助手のバイトをしながら大学院を受けている学生さんだそうだ。海外旅行によく出かけるそうで、うまく説明できないけど、いろんな体験を重ねた人が醸し出す、貫禄のようなもの(←女性的な表現にならずにごめんなさい)を感じた。ぱっと見、東京っぽい人に見えたけど名古屋出身だそうだ。一緒にグラタンやハッシュドビーフやパスタやなんかを食べた。おいしかった。はるなさんは料理も得意なんだって。恋愛に絡んだ質問をするとなんとなく身構える感じが若々しかった。空に浮かんだ月が馬鹿でかかった。
もう夜なので遥くんを寝かしに音無さんが一度帰った。知らない人にたくさん会ってあんなにはしゃいだ日は興奮してなかなか寝ないだろうなと思ったら、30分もしないで音無さんが帰ってきた。
「あれ? もう寝たんですか?」
「ばらの花(くるり)一曲でぐっすりなんですよ」
6才の耳に届くくるりはどんな響きなんだろう。想像がつかなかった。
帰り道、渋谷のTSUTAYAでアニメ「ポールのミラクル大作戦」と「陽だまりの樹」のビデオを借りて帰った。家に帰ってテレビをつけるとポップジャムにスーパーカーが出ていた。ナカコーはギターじゃなくてキーボードの前に座っていた。他のゲストはGacktやつじあやのや河村隆一だった。NHKにしか出来ないラインナップだと思った。
iBookをAirMacで繋いで快適ワイヤレスネットワーク生活。調子に乗って、別にワイヤードでもかまわないはずのiMacまでAirMacカードを買って挿してみたら、なんだか繋がらない。休日を割いてサポートセンターにあれやこれや指導をもらうもうまくいかず、どうやらカード自体が不良品という結論に辿り着く。1週間を丸々無駄にされたので交換を申し出るとまたサポートセンター内を延々たらい回しにされ、挙げ句の果てに「今日は偉い人がお休みなので結論が出せません」とか言いやがる。最近Mac関係はついてない。年賀状10枚とカレンダーを6枚刷っただけの新品のエプソンプリンターもガガガガガ!という異音を立てて動かなくなってしまった。印刷屋に頼んだ方がまだ安いっつうの。
ツレプテクーで「絶体絶命都市」が発売になった。会社でも話題になっていて、すんげえ欲しい。でもまだ買ってない。会社の人や友達がどんどんゲームを貸してくれるのはいいんだけど、ぜんぜん遊ぶ暇がなくてゲーム機の電源を入れる前に毎日僕の電源が落ちている。僕のいびきとともにゲームソフトの山が積み上がっていく。
・「バイオハザード」
・「ラクガキ王国」
・「鬼武者2」
・「ファイナルファンタジー10」
・「激突トマラルク」
・「巨人のドシン」
・「moon」
・「DT」
・「どーもくんの不思議てれび」
仕方がないから連休中はゲームを意識的にがんばろうと決める(仕事しろ)。一番苦手なバイオハザードをなんとかゴールデンウィーク中にディスク1枚分(2枚組)は終わらせたいと思う。カナがぐうぐう寝ている間に、コントローラを手に取る。やっとこさ巨大ヘビに遭遇。4つの仮面を揃えて地下の棺を下ろすところまで到達! でもその棺から出てくる強いゾンビに全然勝てない。死にまくり、喰われまくり。地面にショットガンの弾が落ちていて、それを拾いたいんだけど、うまく拾えなくて死に、拾って撃っても死に、何が何だかわからないくらい死にまくり。大変ストレスがたまる。
夕方、元住吉の焼き肉屋に出かけた。昼間とはうって変わって冬のように寒くて凍えた。前に7600円を一瞬のうちに散財した古本屋に赴く。カナに「また無駄遣いしないでよ?」と釘を刺されて「まさか!」と笑ったものの、フツーに4000円近く支払ってました。うーん‥、なかなか手強い古本屋だ。
買ったもの
・ターンエーの癒し 富野由悠季
・傑作ゲーム大全
・安野モヨコ 日記書いてる場合じゃねぇよ
・ガンダムの小説1巻
・魔剣X攻略本
・ソニックアドベンチャー2攻略本
焼き肉をたらふく食べて、ご帰宅。途中、ここ10年間で一番やばいかもっていう腹痛に襲われた。腹痛ネタのパントマイムやコントをやらせたら、多分あの瞬間は世界一上手だったと思う。
月曜日はマッキとミノとけいちが遊びに来た。でもねみいのでその話しはまた今度。