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コミック「お茶の間」望月峯太郎

お茶の間 (1) (ミスターマガジンKC (07))
望月 峯太郎
講談社
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これは「バタアシ金魚」の続編に当たる作品です。


自分の関心にだけまっすぐに生きている勘違い男「薫」が社会人になり、「彼女」だと思い込んでいる「苑子」と同棲を始めたところから話が始まります。水泳部で名を上げた過去を封印し、社会の一歯車としての人生設計をするんだけども、想像通りに事は進まず、どうやって生きていくべきなのかと揺さぶられモラトリアムに翻弄されます。


主人公は男性であるものの、それを支え「そんなに小さくまとまっていいのか?」「お茶の間だけの半径の人生に留まっていいのか?」と問いかける彼女の立場も立体的に感情移入でき、社会人になりたての頃の誰にでも当てはまる不安定な時期を、青春モノとして描ききっていると思います。隣の芝は青く見えまくるしね。逃がした魚は日に日にでかくなる気がするものです。


例えば比較しやすい現代の青春モラトリアムモノとして「ソラニン」があったりしますが、そういう神経症的でない、まだ夢を純粋に追いかけることだけがロックであり正義だったのどかな時代も懐かしく感じられます。


学生の頃に将来を想像しながら読んだ当時の気分と、アラフォーになってから読みなおした気分は、想像以上にかなり違ってて面白かったです。



トランプのカードよりも小さなドライブに音楽が1000曲納められるくらいだ。そこでアップル社は単純にそのテクノロジーを製品化して発売した。

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夢を見ることは、そんなに簡単なことではないと思っています。「好きだから」叶うわけでもありませんし、「あきらめなければ」叶うわけでもありません。

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ヒトの女性が生物としては例外的に生殖可能年齢を超えて生存することで「おばあさん」が集団の記憶装置としての役割を果たし、そのことで文明の誕生が可能になった

http://dannnao.tumblr.com/post/2368810775