- アーティスト: メレンゲ,クボケンジ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/01/18
- メディア: CD
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メレンゲの「すみか」を一日中聴いていた。
http://www.merengue.jp/
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B13040
あれだなー。モラトリアムって、どこまで行っても、自分の想いしかそこにないみたいなことを前言ったけど、ちょっと足りなかった。妄想の中の自分とその境遇にうっとりできてないとダメだ。
今感じてるこの想いを忘れない、とか
今感じてるこれがあれば、すべて許せる、とか
つまり、想いの変化で全肯定(行動はゼロ)っていう圧倒的な受動感? これが大事だ。
二十歳ごろ、十代の発想や感覚が抜けなくて、
「あ、このまま青春を失わずに、三十代を迎えてしまうかも?」
と思ったはずなのに、案外、それは続かなくて、
今(33歳)では、二十代の気持ちさえ思い出せない。
かと言って、今が昔より淀んでいるかって言うとそうでもなくてこの変化がよく分からない。
スピッツでさえ40歳間近の21世紀ですからね。(それはそれで驚異的なことだ)
でもメレンゲを聴くと、散々使い古されてるはずのモラトリアムヴィジョンに確実に新しい命を吹き込んでいることをまぶしく感じる。
初めて手をつなぐ感触とか
想いが通じたような気がした日の夜とか
初夏の匂いとか
安物のアクセサリーとか
あたたかい涙とか
なんかわかんないけど、そういうことに世界と自分とのつながりをはっきりと感じて感謝した瞬間を思い出す。うわーーーってなる。
そういう幸せはみんなで分け合う必要がないので、僕一人で一生ずっと楽しもうと思います。だからみんなはメレンゲ聴いちゃダメ。