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映画「スワロウテイル」

review

takanabe2005-11-03

スワロウテイル 特別版 [DVD]

スワロウテイル 特別版 [DVD]

DVDで久しぶりに「スワロウテイル」を観た。4回目ぐらいかな。文化祭かよっていう安いセットの中ですごいがんばってある世界観を作り出そうというスタッフのひたむきな気持ちみたいなのはバシバシ感じることができた。でもまぁ、アジアの混沌を描けてる感じはないんだけど、それに憧れて目指した映像の純粋さを感じたというか。憧れて撮りましたという意味ではベルトルッチの「シェルタリング・スカイ」を思い出した。あれ、もう一回観たいな。


スワロウテイルはお金というものを軸に、それぞれの登場人物の生きる力にフォーカスしているのが普遍的で良かったんだと思う。世界観はあくまで世界観であって、料理で言うとお皿なんだっていう、そういう主従関係がしっかりしている。山口智子の役が意味不明＆ダサすぎて仕方がないという部分は1回目から変わらない印象だけど、終わり方のあの綺麗さを考えると、殺し屋も意味あるかって気もする。


セクシーな歌姫としてCHARAがキャスティングされているけど、ベイビィロックな魅力はあっても、ソウルっぽい魅力はないので、これが例えばUAだったらどうだったろうなと夢想した。メイキングの中で「予算がもし10億あったら」という話を岩井俊二監督がしているけど、これで海外ロケで、混沌をしっかり描けていたら、もう全然別の話なんだろうなー。そういう意味では、東京によって漂白されたこのバランスが実は物語にとってちょうど良かったのかもしれない。世界観だけでは持っていけないから、逆に主題でがんばるしかないっていうそういうバランス。


三上博史は何度見てもすげー。あと伊藤歩ののっぺり日本人顔＋眉毛の太さもジャストだったと思う。刺青を入れられながら、体が熱っぽくなって、気持ちが過去に向かって、涙が溢れる感じはよくわかる。

アルカノイド（１）、どりるれろ（２）

game


SFC「アルカノイド」。30面までクリア。二人目のボス（モアイみたいの）がすげー怖かった。僕はピンボールにほとんどすべてのテレビゲームの要素が詰まっていると思うんだけど、ブロック崩しをちゃんとアップデートさせたアルカノイドは本当にすごいと思う。うまく言えないけどこんなゲームを作りたい。


GBA「スクリューブレイカー轟震どりるれろ」。なんとなく3-3まで。へたくそなのでコンティニューを繰り返すため、パワーアップができない。とほほ。