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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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任天堂がんばれ

takanabe2004-12-14



会社にPSPを持っていったら、みんな大興奮。ボスを含め大声で「これほっしー!」を連発してました。画面のでかさなのか「リッジレーサーズ」のすごさなのかわかんないけど、没入感がホントやばい! 64マリオ以来かもっていう、のめり込み感。今朝電車で遊んでたら降りる駅を本気で乗り過ごしそうになりました。初めてゲームボーイを手にしたとき、手の中にファミコンがやってきた感激があったでしょ? あれに近い衝撃があった。なんかすごいものが手の中にある、そういう興奮。


持っていてかっこいいとか、見せびらかしたくなるとかってことがモノとしてどれだけ重要かっていうのは、元工業デザイナーの端くれとして理解していたつもりだったけど、やっぱいい物を手にした喜びっていうのをすごく感じた。iPodをわざわざ手に持って歩いている人たちの気持ちがちょっとだけ分かったと言うか。


ニンテンドーDSとはいい意味でも悪い意味でも大きくスタンスに差が出たね。任天堂はもうゲーム性オンリーでがんばらないといけない境遇に自分から入って行ったんだね。よほど画像に頼らなくてかつ革命的なゲームをコンスタントに出せないといけない。そうじゃなくても中学生〜社会人(一人身男子)はみんなPSPに行っちゃいそう。ポケモン層と、その親の層、と任天堂マニア(僕ふくむ)だけがDSを持ってるイメージかな。Nintendogsは期待してるけど。


とは言いつつも、作る側からすると、かっこいいから、売れそうだからPSPで作ろうぜという風には簡単に行かない。だってPS2レベルの3Dゲームを満足に作れる会社なんて大手と数社しかないから。だからそういう意味でも、GBAが仕事の減ったドット職人を救ったように、開発レベルの棲み分けも自動的に行われる気がする。また、任天堂を支援する開発会社は、任天堂からのお金の回り方も以前に増して厚くなっていくんじゃないかな。負けたくないから。だからゲーム会社サラリーマンとしての立ち位置もどっちかが絶対いいとは言い切れない。


またPSユーザーって言うのは、そんなにゲームソフトを買わない層でもある。PS2が2000万台も日本の家庭にあっても、ソフトの売り上げで言うとGBAゲームキューブを足した任天堂製のものの方が多い。だからDSを買う人は、ソフトをちゃんと買ってくれる人なんだとも思う。(ちゃんと買う、のイメージは年間5本以上としておこう)


だから本体の台数がどう変移していこうと、ビジネス的には意外に拮抗しながら伸びていくんじゃないかとも思う。というかそういう風に盛り上がってくれないと、たぶんゲームとゲーム業界はどんどん先細って行くんだと思う。任天堂がんばれ! 僕をもっとドキドキさせて! そんでPSPもDSもどっちも最高で、うーんどっちも買っちゃえ!っていうくらい魅力あるアイディアを各ハードに合わせて健全に出していけるそういう市場になって欲しいです。切望。