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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

  ラヴフール(www.lovefool.jp) 

2億円の女、隼

takanabe2004-04-22



同僚と「2億円でひと晩を共にしてくれるいい女の価値」っていうのを話し
た。脱線して2億円でわざわざ女を買う人は、月収どれくらいかという話に
なり、やっぱ数億円は毎月稼いでいるんだろうねと勝手な想像をして、案外
、桁が違っているだけで、僕らが40万とかの月収で2万円の女を買うのと
同じメンタリティだったりして、なんてところに落ち着いた。億万長者がぐ
っと身近な存在になった瞬間。お金がなくて買い物に悩んだときは桁を変え
て考えてみようと思った。ほとんど八百屋のおっちゃんである。「はい、お
釣り50万円!」みたいな。




スピッツの「隼」と「三日月ロック」を聴きなおした。セカンドアルバムか
らリアルタイムで聴いてるバンドだけど、今一番好きなアルバムは「三日月
ロック」かも知れない。ついこないだまで「名前をつけてやる」と「ハチ
ミツ」がいちばんすげえと思ってたんだけど「三日月ロック」は1曲目、2
曲目の並びだけで心をぐわーっとアッチ側持っていかれてしまいます。スー
パーカーの「ANSWER」同様、ファンのみんなはどうか知らんけど、僕が聴き
たかったアルバムはまさしくこれなんだー!って感じ。あの憂いのある響き
と独特の疾走感だけで5年くらい白いご飯が食べれる。最高のおかず。

映画「未来世紀ブラジル」


DVD「未来世紀ブラジル」を見た。10年ぶりぐらい? どこかの管理社会をモ
チーフにした映画だ。星新一ショートショートっぽいノリで、風刺やブラ
ックユーモアやSF的なガジェット好きにはたまらない映画だそうな。


見終わって、僕はハリウッド的な単純明快なものを好むアメリカ人より、な
んかちょっと斜に構えた感じのイギリス人の方が仲良くなれそうな気がした
。多分その差は現実とどう向き合って生きているかの違いなんだと思う。


他の人がどうなのか知らないけど、僕が思う大半のフツーの人って言うのは
、この映画の主人公同様、自分の環境にウジウジ悩んでルーチンワークをこ
なし、想像力に乏しい夢を見て、明日を今日より少しでもましにしようと思
って、慣れないアクションを起こしては、ヒーローになれずに失敗し続けて
るんじゃないかと思う。


別にそれを不毛だとは思わない。くだらないとも思わない。どちらかという
と儚くて哀れ。そんな憂いのある物語を僕は素直に共感できる。スクリーン
の中の登場人物が自分と同じ地平を生きているんだと感じるから。ウジウジ
悩んでうまくいかなくて、それでも残っている「前に進みたい」っていう気
持ちがリアルだし、尊いと思うんだよね。だからこそ笑えるし、だからこそ
悲しく感じる。


ハリウッドだとそういう感じはなくて、ガンシューティングゲームみたいな
短絡的な爽快感や、とってつけたようなドラマ性ばっかりに思える。僕なん
かはそういうのを見ると割り切って楽しむことができなくなって、馬鹿にさ
れたような気持ちになってしまうんだ。


10年前は割と洒落っぽくて笑えた「1984年」的極度な管理社会の風刺描写も
、2004年の日本で見ると全然笑えなくなってきていて焦った。怖い時代を僕
は平然と生きてるんだなぁと思った。ちなみに邦題は「未来世紀」だけど、
映画が始まってすぐに「20世紀のどこかの国」って説明があるんだよね。か
と言って原題通り「ブラジル」だけだとカタログとかで文字だけ見たときわ
けわかんないし、タイトルって難しいね。何の心配なんだか。

偽善者度診断

http://www002.upp.so-net.ne.jp/hit/gizen.html

【あなたは 54 % 〜です】
あなたは少しいい人のふりをしています。あなたは若干疑い深い性質なので、見えない他人の心の中が気になって仕方がないのです。人に裏切られた苦い経験があなたをそんな風にさせたのかもしれません。他人の前で偽りの自分を演じて、時々自己嫌悪に陥ることがあります。もう少し自分の欠点を他人の前にさらけ出すことができれば、とても生きやすくなるはずです。どうぞがんばって下さい。