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たかなべが、ゲームやそれ以外の関心事を紹介します。

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あまりに重いもの

takanabe2003-08-19



プレゼンとかホント苦手だって言ってんのに、焼きたてのゲームのロムを持って一人で本社へ。社長と直談判だって。ありえなーい。にゃにゃにゃにゃーい。行きの電車の中で、これから話す内容云々とか、相手がどうこうとかじゃなくて、ただただ緊張して胃が痛くなる。「ロードオブザリング」の主人公みたいな気持ち。できれば他の人にやって欲しい感じ。でも消去法で選ぶほかなかった責任感が結局リングを手に取って「‥僕、行ってきます」とか言わせちゃう感じ。あー、でも世界の行く末が変わるほどのリングでもないんだけど、まぁ、今の僕にとっては「イコール世界」と言っても過言じゃない大事なもの。


僕が企画として生きていくんだとしたらこの先、何回プレゼンしたり、何回壇上に立ったりするんだろう。その度に泣きそうな気持ちになるんだろうか。自分ひとりで作った作品だったらその場その場で開き直ったり、適当に豪語もできるのかもしんないし、実際するんだろうな。でもスタッフみんなの行く末(現在、過去、未来)もぜーんぶ詰まったディスクは、化粧っけのないCDケースに入れて、僕の口車に乗せるにしちゃ、あまりに重いものだなぁ、
と思った。ずーん。


・・・・・・。


家に帰ったのは終電。松崎ナオの「白夜の音」を聴きながら家路に着く。ナオちゃんは唄う、「僕を癒さないで」と。モラトリアムが胸に甘く染みわたる。そんな一日。